Desert Beyond
ひさ



 Devil in disguise

おかげさまで大学院入学試験が終わりました。
内部生のみ八人の受験だったけど
今後の人生を考えると試験成績トップ合格は
受験者の誰と比べても一番重く効いてくる。
まだ結果は出ていないし
大した自信家だと思われるかもしれないけど
恐らく軽いプレッシャーを跳ね除けて
トップ合格できたと思う。
合否は9/6に発表される。

次の目標は九月の学会発表で受賞すること。

今まで僕は遠回りし過ぎて
随分と時間が経ってしまった。
その過ぎ去った時間を取り戻す時がきている。

僕の父はある程度の成績をとっても
100%褒めてくれるという事がなかった。
僕が父を唸らせるような成績を取った事はないから
そもそも褒める要素もなかったのかもしれない。
僕の中には父に何度も言われた言葉が残っている。
父としてはここで満足していたら
上を目指す努力の支障になるから
常に上の人達がいると警鐘を鳴らしたのだろう。
僕は無条件に褒める優しさは必要だと思うが
父の発言はもっともだったと思う。
常に上がいる。


最近は煩悩が多くて研究しづらい。
108つくらい煩悩がある。

月食は雲のせいで見えないかと思った。
貧乏通りで食事をした。
僕はバイトだったので先に店を出た。
道後温泉行きの路面電車が走る大通り
僕は自転車を東に走らせる。ふと見上げると、空に赤い月が浮かんでいた。

バイト帰り。
道後温泉街をすり抜けて西へ進む。
黒ねこが歩道に「ぺたん」と寝ていて
僕のことを上目遣いに何度か見た。

ねこを飼いたい気がする。
というかねこが飼いたい。
ねこはくつ下をはいたねこがいい。

この事に関してしばらく考えていたんだけど
もしかしたら僕はねこじゃなくて
愛したりかわいがったり思いやったりする相手が
自分の近くに欲しいだけなのかもしれない。
ただ寂しいだけなのかもしれない。
自分を深読みのし過ぎか。
でも深層を読む自分を否定する理由も見つからない。

人生なかなかうまくいかないもんだよ。
うまくいったら面白くない?
誰かが言いそうなセリフだな。
前を向いて着実に歩めば
きっと結果がついてくると思う。
少なくともそう信じつつ進むよ。

2007年08月29日(水)
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