Desert Beyond
ひさ



 夜をぬすむ

夜中にこそこそと本を読んだり
音楽を聴いたりネットサーフィンしたり
オリンピックみたり珈琲飲んだりしてた。
もうすぐ朝だから寝ないとと思って布団に入る。
真っ暗にする。まだ夜は明けてない。

.....................。

沢山の思いや想いが次々と浮かんできてしまう。
眠れなくなる。
・・・・。
本当に眠れなくなって
自分が眠いのかどうかもわからなくなってしまった。
いっそのことずっと起きていようかと思う。
夜明け前の暗い部屋の柔らかい毛布に包まって
今はない優しさやぬくもりや沢山の人々や
そういう混沌に支配されるのに耐えられなくなった。
だから起きてきたんだ。
だから書いているんだ。

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寝て早く起きて生活を取り戻そうと思っていたけど
結局起きた僕は朝がきてもしばらく起きていた。
そうしたら眠くなってきて
毛布に包まりたくなった。
そこでじっとしていたくなった。
カーテンを閉めて
シーツと毛布の間にすべりこんで
じーっとしていたらいつの間にか寝ていた。


こんなふうに僕の一日は始まって
目が覚めたら一日の3/4くらいは終わっていた。


2006年02月16日(木)
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