Desert Beyond
ひさ



 午前のパノラマ

学校に行って岩を削るバイトをしないと。
でもアパートを探しにもいかないといけない。
ストレッチと城山なんかのウォーキングをしたい。
部屋を隅から隅まで片付けて
なんならもう引越しの準備もしてしまおうかと思う。
全て片付けたい。
手紙やメールをもらったのに
ちゃんと返事してない人たちに
全部返事を出したい。

昨日はあんな調子だったせいで
日中はずっと夢の世界にいた。
午後遅くに起きて
シャワーを浴びて歯を磨いて
珈琲を飲んだ。
それから家庭教師のアルバイトに行った。
帰りに雨は止んでいて
隣町の家庭教師先の家の周りは
なんでだろうか檜の薫りがした。
帰りにスーパーによった。
買い物を終えて出てきたときの
雨上がりの済んだ空気が新鮮だった。

家に帰ってくると
「友と嘘とコーヒーと胃袋」というミスチルの曲を
無意識に口ずさんでるのに気がついた。
飲むよ〜、とか。自暴自棄気味にさ。


このままだとずっと起きたままになると思って
在庫してあるアルコールを摂取いたしまして
ひとりで適当に酔ったせいで
なんだか眠くなって早めの就寝。作戦成功。


朝は06:55に目がさめてしまった。
冷蔵庫のオレンジジュースを飲みに行った。
遠くのスピーカーから街の催しのお知らせが
街にこだましながら流れていた。

とても疲れる嫌な夢をみていたと思う。
たしか考えても絶対にわからないものを
一生懸命考えなくてはいけないような
そんなことをしていたと思う。
ひとしきり飲んでから寝たせいで
頭も重くて寝起きの気分は良いとは言えなかった。
ためしに頭を小さく振ってみたら鈍く痛かった。
また寝てしまおうかと思ったけど
どうにも寝れなくなってしまったみたいで
結局は起きたよ。

朝の光が東の空から射してきたので
急いで洗濯をした。
つるされたままの洗濯物もすぐ乾くといいと思った。
空を見ると雨雲もあるので天気予報を見てみると
午後はおそらく雨は降らないような予報だった。
安心。

父に手紙を書いた。
学校に行く途中の
川の脇にある小さな郵便局で
茶色の封筒を投函しようと思っている。




2006年02月17日(金)
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