Desert Beyond
ひさ



 昼行灯

昼間に日記を書くなんてあまりない事だなぁ。

おとといの深夜から明け方(昨日の朝)まで
就職の決まった親友とネットで話していて
外が明るくなってから寝たわけですが
なんだかよくわからない夢を見た。
ほとんど忘れてしまったけど
アメリカの時のルームメイトで親友の
実在しないマンションにいて
そこは新宿に近い雑多な感じの
古い高層マンションだった。
南向きの大きな窓にはアレなんていうんだろう
ロールスクリーン?ロールブラインド?
まあアレがしてあって
強く透明なレモネード色の太陽の光が
スクリーンに眩しかった。
夢の中で外の景色をみたいなと思ってるんだけど
光があまりにも眩しくて結局は見なかった。
それだけなんだけど....。
そんな夢をみたり、
動きのないくらい沼のような眠りにつかって
僕は目が覚めるまでじっとしていたのです。
目が覚めると一瞬いつだかよくわからなくなった。
何しろ外が暗かったのですから。
起きたら午後7時過ぎだった。
しまった、寝過ごした!何も予定はないんだけど。

試験が迫っていて勉強しなくてはいけなくて
かといって提出するレポートなどもあるおかげで
じーっとやっていて朝になった。
レポートは一度やりだすとこだわりすぎて
とにかく時間がかかってしまう性質なので困る。
僕の短所は優先順位と時間の配分が下手な所だ。
小さな頃から図工や美術なんかの作品は
こだわりすぎて期限までに提出ができないタイプだ。
今も確実に引きずってしまっている。
昨日あったはずのアルバイトは生徒の模試受験のため
今日の朝11時からに変更になった。
まだ1時間半寝れるとベッドに入ったけれど
あまりにも沢山の事が抵抗の仕様のない波のように
押し寄せてきて、右に逃げても左に逃げても
結局はぶつかってしまってどうにも眠れない。
イルカのように潜っても顔を出すと
同じ波がまた押し寄せるのでどうにもならなかった。
押し寄せる波からは逃げられないので
なにやらかにやらじっと毛布にくるまって考えた。
じっと考えているとふと時間の流れる音が聴こえるように
確実に時間が過ぎていくのがわかる時がある。
朝の9時前に僕はあきらめて朝ごはんを作った。

僕の携帯にはテトリスが入っている。
おなじみの普通の終わりのないテトリスと、
ランダムに組まれた邪魔なブロックが予めあって
その全てを消し去ってレベルアップする
スティッキーというモードがある。
レベルは1から15まで。
15が一番ブロックが落ちてくるのが速い。
僕はどうにもならないときに
そのスティッキーのレベル15をする。
他に余計なことを考えなくていいからだと思う。
特にそんなのやりたくないんだけど
それでもたまにやってしまうときは決まって
どうにもならないような時なんだと思う。

僕は家庭教師のアルバイトをして帰ってきた。
眠っていないので帰りにあくびが沢山出た。
昼行灯のように、ぼぉ。としていた。
いまもまだ行灯はぼぉとしている。
行灯はもうそろそろ休息が必要だと思う。



2006年01月22日(日)
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