|
|
2020年03月04日(水) ■ |
|
「家族葬」って意味を勘違いしていたかも・・ |
|
先日、公私に渡り、お世話になっている方の息子さんが亡くなり、 「家族葬」とは聞いていたけれど、知ったからには・・と、 葬祭会館へ足を運び、お通夜に参列した。 そこで知った「家族葬」の選択に、私は胸が締め付けられた。 本来なら、いろいろな役職をこなしてきた方なので、 多くの人が駆けつける普通の葬儀も検討したようたが、 大切な息子さんを亡くした奥さんの憔悴しきった様子を見て、 これは、参列してくれた大勢の前に立てる状態ではないな、 そう判断しての選択だと聴かされた。 よく耳にする「家族葬」って、故人の意思により・・など、 事前に決めているケースが多いが、実は、以前にも書いたが、 残された親族にとって、一番悲しい時に、思い出に浸りたい時に、 そして、思いっきり泣きたい時に、葬儀日程が示され、 落ち着く暇もなく、慌ただしく過ぎていくのが今の葬儀であり、 今回の経験で「『家族葬』って意味を勘違いしていたかも・・と、 深く反省させられた。 変な意味ではなく、「家族葬です」と言われたら、 申し訳ないけど、そっとしておいて欲しい・・そう解釈して、 遠くから、手を合わせるだけでもいいのかもなぁ。
|
|