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2020年02月16日(日) ■ |
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落語を聴くプロは「片っ端から笑う人」 |
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清水町文化芸術活動促進事業「第11回地域交流センター寄席」 古典落語「柳家花緑」独演会から。 前日の「第229回泉のまちカレッジ」の講演会 「ラッキーな話〜今年もお値段以上のカロク〜」は、 入場券は買ってあったけれど、体調不良のため欠席したが、 毎年この季節歳時記として、花緑さんの落語は外せない。 「大きな声では言えないけれど、小さい声では聞こえない」など、 サラッと笑いをとったかと思うと、 5分程度だけど短い新作も何作か披露してもらい大満足。 また、人情話「文七元結(ぶんしちもっとい)」は、 唸るしかないくらい、艶のある声が会場内に響いた。 しかし私のメモは、マクラとなる話の中に見つけた台詞から。 回数を続けてくると、みなさんが観客のプロになっていく。 落語の知識も増え、多くの落語家と比較するようになり、 あの噺家の方が上手い、あの前座の子は、まだまだ・・と どうしても、上から目線になりやすいが、 「片っ端から笑う人」「何も考えてないくらい笑える人」が 本当の意味で「落語を聴くプロ」です、と教えてくれた。 これは、どの分野でも言えることなんだよなぁ。 「中途半端な解説者」や「批判するばかりの人」は、 楽しめない分、頭でっかちになっているってことなのかな。
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