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しもさんの「気になる一言」
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2019年10月07日(月)
お主(おぬし)に任せた

行政職員だった頃の先輩が、65歳という若さで他界した。
何年間か一緒に机を並べて仕事をしたためか、
出来事だけでなく、声まで思い出されて、辛かった。
彼は、私以上に(?)仕事熱心で、朝早くから夜遅くまで
さらに、土・日も職場で仕事をしているような人だった。
祭壇に飾られている遺影を見ながら思い出したのは、
私と話をしている時、私のことを「お主(おぬし)・・」
と呼ぶことだった。(初めは違和感があったけれど)
「お主がやらなきゃ誰がやるんだよ」
「お主しか、言える奴はいないんだから」
「お主に期待している」
「お主・・」「お主・・」「お主・・」
今でも、なぜかはわからない。(武士の時代じゃないのに)
しかし、遺影の彼が「お主に任せた」と言ったようで
不思議な気持ちになった。
彼の生前の思い出として、子ども達のために
柿田川に関する本を作った、というナレーションを耳にし、
できれば原本を見つけ出し、その続きを引き受けたい、
本気でそう思った。
先輩から後輩へ、そして次の世代の職員へと、
引き継がれていく仕事があってもいいものなぁ。