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2019年10月08日(火)
パン、ぶどう、チーズはキスの味

2019年度日大国際関係学部主催(下期市民公開講座)
統一テーマ「世界の国々から・・暮らしに息づく文化」
講師「角田哲康」氏(日大国際関係学部教授)
演題「パン、ぶどう、チーズはキスの味」
(スペインを象る(かたどる)食文化)から。
スペインは、東西南北から入ってくる文化の十字路に位置し、
ここで表現したかった「キスの味」とは、
「組み合わせで得られる、多様性の思いもよらぬ素晴らしさ」
そんな説明に、わが町もそんな位置付けだな、と苦笑いした。
彼の講義は、ちょっとウィットに富んだ話題と聴きやすい声で、
私を含め、多くの聴講者たちを魅了していた。
今回も、スペインの食について説明してくれたが、
自分たちの生活時間帯と同じ、を前提に理解しようとすると、
異国の地の食について「?」が増えるばかりだから、
少なくとも「スペインの独特な生活時間帯を知ることから
スペインの食と文化の理解が始まる」と話を始めた。
8:00 朝食 家族バラバラの非常に軽い食事 (家・bar)
9:00 学校も会社も全て スタートの時間
11:30 おやつ・カフェ (学校・bar)
14:00 午前終了
15:00 家族で食事   昼寝? (家)
17:00 午後スタート
18:30 おやつ ピンチ(串に刺した料理)・タバス(小皿料理) (家・bar)
21:00 午後終了
22:00 夕食 (家)
こんな生活時間帯で過ごすから、途中「おやつ」と称する時間があり、
スペインは3食ではなく5食、なんて表現をされることも知った。
では、なぜ、そのような生活時間帯になったのか、を探ると、
これは、スペイン全盛の古い歴史から理解する必要がある。
「歴史は文化を象り、文化は食を育て、国民性を創る」
なるほどなぁ・・

P.S.
この「歴史は文化を象り、文化は食を育て、国民性を創る」のフレーズ、
2013年10月02日(水) に書いていた。(笑)