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2019年08月03日(土) ■ |
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それぞれの「卵かけご飯」が美味しそう |
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映画「食べる女」(生野慈朗監督)から。 人生を変えるような事件や事故が起きるわけでもなく、 「食」と「性」をテーマに8人の女たちの日常を描き、 ただ淡々と毎日が流れていく中に、幸せを見つけていく。 そんな映画だからこそ、画面の中で主演の小泉今日子さんが 思いっきり欠伸をすれば、私まで伝染して、欠伸をしてしまい、 周りに誰もいないのに、照れ隠しにキョロキョロしてしまった。 この映画、「食」と「性」をテーマにしたこともあり、 ちょっぴり長いけれど、この台詞が秀逸。 「人ってね、おいしいご飯食べてる時と、愛しいセックスしてる時が いちばん攻撃力とか差別とか争い事から遠くなるんだって。 でもセックスのほうはさぁ、相手がいないとできないけど、 ご飯ならいつでもできるでしょ。だから手抜きをするな、女たちよ」 この中から、短いフレーズを選ぼうと思っていたら、 ラストシーン、エンドロール直前、豪華出演者を始め、 本当に多くの人たちが美味しそうに食べる「卵かけご飯」シーンに、 奪われてしまった。 不思議な光景だったが、本当にみんな幸せそうな顔をしていて、 鑑賞後に、ほっこりした気分を味わった。 小市民の美味しいごはんは「卵かけご飯」なのかもなぁ。
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