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2018年01月18日(木) ■ |
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やりたいことをやりたいやつが提案し、言い出しっぺが実行する |
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書籍「稼ぐまちが地方を変える。誰も言わなかった10の鉄則」 (木下斉著・NHK出版新書・201頁)から。 縮小時代にまちづくりを推進する私たちにとって、 「バイブル」と言っても過言ではない内容に、メモは増えた。 まずは著者が「今でも私の基本となっている考え方です」と、 1番最初に紹介しているフレーズが、 「小さく始めて大きく育てる」であった。 著者が、学生の頃から、試行錯誤して得られた、 まちづくりのノウハウは、示唆に富んだ指摘が多い。 イベントにしても、組織にしても、行政の補助金を当てにして 大々的に打ち上げ花火をあげて失敗してきた例を、 何ども目にしているからだろうか、最初から同感であった。 つまり「やりたいことをやりたいやつが提案し、 言い出しっぺが実行する」程度の規模感で始める。 そうすれば、仮にうまく機能しなかったり、失敗しても、 やりたいと思った、言い出しっぺが責任をとれる範囲だろうし、 損害も最小限に留められる。 逆にうまくいったら、少しずつ拡大していく楽しさがある。 右肩上がりの時代と同じ感覚で、風呂敷を拡げ過ぎ、 にっちもさっちもいかなくなることは避けたい。 それは消極的考え方ではなく、時代の潮流を読んだ考え方として、 私も「基本のき」として、心に留めておきたいと思う。
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