初日 最新 目次 MAIL HOME


しもさんの「気になる一言」
しもさん
MAIL
HOME

My追加

2017年11月01日(水)
友人とは「ずっと続く関係」

書籍「読書からはじまる」(長田弘著・NHK出版刊・201頁)から。
「本」というものを、丁寧に説明していることに驚くとともに、
今更ながら気付いた、人間にとって欠かせない「本」という存在を
とてもわかりやすく表現されていて、メモが溢れた。
特に「友人としての本」という項目で紹介されている
「友人」という定義が、今回の「気になる一言」。
「友人というのは、その場かぎりではありません。
『ずっとつづく』関係です。親しい、よく知っているという以上に、
友人というあり方をなすのは『ずっとつづく』ということ。
『ずっとつづく』というのは、日常的にずっと連続するだけでなく、
日常的にたとえ連続していなくとも、続いているという感覚が
ずっと続いている、ということです」
年に一度しか会わなくても、いや数年に一度しか会わなくても、
会えば、その感覚が戻ってくる、そんな関係とも言える。
本も同じだ。本棚に並んでいる、何年も読み返していない本も、
一度手に取ると、初めて読んだ時の感覚が戻ってくる気がする。
だから「友人としての本」という例えがピッタリだった。
これからも「本」との関係は「ずっと続く」から、
友人のように大切にしたいな、と思っている。