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2017年09月03日(日) ■ |
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日本人は、水の音が「雑音」にならない |
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コンサート会場で、一番気になるのは「人の声」。 特に「会話」は、どんなにヒソヒソと話しても耳につく。 そう「雑音」としか言いようがない。 もちろん、高齢者にありがちな「財布の鈴」とか スーパーなどのビニール袋のガサガサ音なども、 意外と会場内に響くことを、私たちは体験として知っている。 それに比べて「滝」とか「せせらぎ」の水の音は、 どんなに大きくても、気になることがなく、 ましてや耳を塞ぎたくなるような音にならない。 私たちの耳には、心地よく聴こえる音の周波数があるのだろう。 そう言えば、母国語の周波数、日本は世界のどの国よりも 相当低いらしい。 それが、英語がマスターしにくい理由とも言われている。 季節ごとに耳にする鳥や虫の鳴き声にも、敏感に反応する力、 これって、太古の昔から、自然と共生してきた証しだし、 日本人であることを「誇り」に感じた知識として、 多くの人に伝えたいことである。
P.S. 意識すると、とてもうるさいんだけど・・ 蝉の鳴き声を聴きながら、読書は出来るんですよ、 不思議なことに。今年の夏、試してみました。
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