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2017年07月09日(日) ■ |
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想いが時間や距離を超えることだってあるかもしれない。 |
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映画「ほしのこえ」(新海誠監督)から。 作品に関する前提知識なしで鑑賞するのが、私流であったが、 この作品だけは「監督が個人制作したフルデジタルアニメーション」 という情報を知った上での鑑賞となった。 このわずか「25分」という長さに、彼がどんな想いを詰め込んだか、 それが知りたくて、映画「君の名は」を除く全ての作品を観てから、 何回もDVDを停めながら、丁寧にメモを取った。 その中で、浮かび上がった台詞は 「想いが時間や距離を超えることだってあるかもしれない」。 もう少し詳しく書くと「ねえ、ノボルくん。 私たちは、とおくとおく、すご〜くとおく離れてるけど、 でも、想いが時間や距離を超えることだってあるかもしれない。 ノボルくんは、そういうふうに思ったことはない?」 今回は、メールの送受信が、何日も何年もかかる「宇宙」の距離。 そして、これに続く新海作品を振り返ると、 彼の根底を流れている、アニメを通じて表現したいものは、 「想い」「時間」「距離」に集約されている気がしてならない。 どの作品でも、どの主人公が口にしても通じるフレーズが、 「想いが時間や距離を超えることだってあるかもしれない」。 今考えると、自分が拘っている考え方とピッタリだったから、 こんなにも、アニメ映画にす〜っと入り込めたのかもしれないな。 いや「アニメ映画」というより「新海作品」が好きなんだ、きっと。
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