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2017年03月29日(水) ■ |
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「エリートコース」と「デリートコース」 |
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年度末になると、新年度の人事異動が一斉に発表される。 自分たちの職場だけでなく、他の職場、他の業界など、 私と交流があった人の名前を見つけ、一喜一憂するのも、 この季節の歳時記となっている。 その中でも、ネットのコメントで 「おめでとう、エリートコースに乗ったね」という 表現をする人を見つけて、ちょっと気になってメモをした。 何をもって「エリート」と定義するのかもわからないし、 ちっちゃな職場で、エリートもなにもないだろう、と感じる。 逆にあったとしても、そのために毎日残業して、体を壊して、 家庭が円満でなくなったら、人生は「デリート」だと苦笑い。 ちなみに、辞書によると「エリート(フランス語: élite)とは、 社会の中で優秀とされ指導的な役割を持つ人間や集団のこと。 『選良』とも訳される。語源はラテン語の ligere(選択する)、 『選ばれた者』を意味する。 通常は、特別に優秀な属性を持った人または集団で、その属性は その時代・地域・社会などによって職業・知識・経験などがある」 今は、意識して「エリートコース」から外れる人たちも現れた。 どっちが幸せなのか、そればかりは誰にもわからない。 少なくとも自分を「エリート」と口にする人はエリートじゃない。 この言葉は、他人が評価する時に使うのだから。
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