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2017年03月21日(火) ■ |
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「エレファント・カーブ」をまちづくりに活かす |
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静岡経済同友会 東部協議会「公開セミナー」 講師「御立尚資」氏(観光立国委員会委員長等) 演題「観光産業が日本経済をけん引する 真の観光立国を目指して」から。 普段気にしていない世界の動きが、実は、私たちの生活に どれだけ影響するか、を教えていただいた。 「インバウンド増の理由」は、富士山などの「世界遺産」認定増、 「爆買い」に代表される中国人観光客の増などと考えていたら、 政府の「ビザの緩和策」や「アジア周辺国の成長」が要因だった。 象が右を向いた形に似た「エレファント・カーブ」を示し、 先進国の富裕層と、新興国の貧困層が成長したことを指摘した。 先進国の中間層が伸びないことを指摘し、彼らの不満が溜まり、 その反動が「トランプ氏が大統領になる可能性」だった、と分析。 なるほど・・政治も、経済も、どのタイプのどの国民層が成長し、 どの層が伸びないなどを、見極めることの大切さを知った。 この視点は、小さい町のまちづくりにも同じことが言える。 どの性別の、どの年齢層が元気があって、どの年齢層が沈滞、 そんな分析でもいいから、データに基づき、客観的に分析する。 これからは、行政の苦手なマーケティングの時代だな。
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