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2017年03月18日(土)
補助金をもらうと高い確率でおかしくなります

書籍「観光立国の正体」
(藻谷浩介・山田桂一郎共著・新潮新書刊・265頁)から。
「『観光立国』の裏側」と題した、おふたりの対談は、
正直、耳が痛くなることばかりであった。
「事業単位ではなく、地域単位で永続的な活動を進めるためには、
住民主体の公的な経営組織が必要だと考えています」
「補助金をもらうと高い確率でおかしくなります。
そもそも、自立していくために稼ぐことも真剣に考えて、
実践しているところでなければ、何しても自滅します」
「観光振興でよくありがちな集客のための補助金でも、
しっかりしているところは、マーケティングの精度を上げるために、
普段は出来ないような広域的な基礎調査や
オープンビックデータの解析等に使うことで、
次の産業展開に繋がるようにしていますが、
ダメなところは、すぐに『プロモーションが大事だ!』とか言って、
宣伝や広告、広報だけに使ってしまって終わっています」
ここまで言い切るには、データ分析や、現場に入っての経験値が、
前提にあるに違いない。
各種団体の補助金の使い道、見直さないとなぁ。(汗)