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2017年03月17日(金) ■ |
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「クラムポン」「リップヴァンウィンクル」 |
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映画「リップヴァンウィンクルの花嫁」(岩井俊二監督)から。 タイトルに惹かれ観始めたが、180分という長さを感じず、 切ない気持ちが胸を占領して観賞を終えた。 ストーリーから外れてしまうが、ネットの話になると、 どうしても。実名で登録するFacebook以外の「SNS」で使われる、 ネームが気になって仕方がない。 たとえハンドルネームとはいえ、本人にとっては、 ずっと使っていくネットの世界での名前だからこそ、 何も意味がないわけがない、と推察する癖がついているから。 黒木華さん演じる、主人公は「クラムポン」。 木管楽器製作のフランス企業「ビュッフェ・クランポン」か、 氷や氷化した雪の上を歩く際に滑り止めとして靴底に装着する、 金属製の爪が付いた登山用具(アイゼン)の別称である。 なぜその名前を使ったのかは、ちょっとわからない。 また、タイトルになっている「リップ・ヴァン・ウィンクル」は、 Coccoさん演じる「里中真白」さんのハンドルネーム。 これは、アメリカの小説家ワシントン・アーヴィングによる 短編小説、および主人公の名前なのたが・・・。 「主人公にとってはいくらも経っていないのに、 世間ではいつの間にか長い時が過ぎ去っていた」という例えから、 「アメリカ版浦島太郎」と呼ばれているらしい。 アメリカ英語では「時代遅れの人」「眠ってばかりいる人」を 意味する慣用句にもなっている「リップ・ヴァン・ウィンクル」。 これが、ストーリーにどう絡んでいるのか、実に興味深い。 う〜ん・・私には、まだその全容が見えてこない。(汗)
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