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| 2009年01月10日(土) ■ |
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| 脱ぐのを手伝ってくださる? |
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映画「ローマの休日」(ウィリアム・ワイラー監督)から。 オードリー・ヘプバーン扮する、アン王女が酔ってベンチで寝込む。 そこを、グレゴリー・ペック扮する、新聞記者に助け起こされ、 彼の部屋で、着替え始めるシーン。 酔っているとはいえ、この台詞は、私にはたまらなかった。(汗) 脱ぐのを「手伝って」ではなく「手伝ってくださる?」。 ここに、王女らしい言葉の響きがある気がした。 他にも「この詩をご存知?」「私もいただける?」 「もう、下がってよろしい」「なんという幸せ」・・ どんな台詞を口にしようと、このラブロマンスを思い出せる。 王女の「楽しくってワクワクすること」が、 カフェのテラス席に座ることだったり、 ウィンドウを眺め、雨の中を歩くことだったりするが、 「ありふれているわね」と自分で納得するシーンも好きだな。 しかし、今の時代でも、カフェのテラス席に座ることや、 雨の中を歩くことは、けっしてありふれてはいない。 寒いから・・とテラス席には座らず、店内の席に腰掛け、 濡れると困るから、と雨の中を歩くことさえしない。 だから、今でも「楽しくってワクワクすること」かもしれない。 1953年の制作映画(55年以上前)が、こんなに新鮮なのは、 今も、人間の本質は変わってないってことではないだろうか。 ラストシーン、2人とも大人だなぁ・・と呟いてメモを閉じた。(笑)
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