ほとんど廃屋のような我が家。 この日記のことである。
屋根が落ち、壁が崩れたような有様。
生活の遺物を残したまま日常はぷつりと途絶え、 古臭いカレンダーがほこりにまみれている。
*
でも当方、変わらず生きている。 あまり変わり映えのしない状態であるようにと恒常性を保っている。
備忘録はすっかり手帳での筆記に機能移転された。 誰にもシェアしないが、自分にとって結構大事なことが書いてある。
今年のクリスマスケーキをどうしようかなと、今年も考えている。
2014年12月09日(火) 2013年12月09日(月) 因縁の科学的根拠 2008年12月09日(火) お金しかもっていない貧しさ 2006年12月09日(土) 2005年12月09日(金) 2004年12月09日(木) 宮崎監督のゲルニカ
山の仕事。 Hの古い友人でもあるKさんと、中央アルプスの奥地へ足を運ぶ。
移動の車のなかで、今ちょっと表沙汰になっている −それ以外の言い方が思い浮かばない− Hの昔の遠征について。
あいつはホントはもう忘れたいんじゃないの?
K君がぼそっと言う。
やっぱりK君もそう思う?
心の中で思う。
あいつはさあ、と、Hの山行についてK君の話は続く。 何故その話を私にするのかなと思ったが、ちょっと泣けそうなぐらい嬉しかった。
Hを本当に理解する人と話ができることは、 自分の中にある、孤独の一種のようなものから解放される感じがしたのである。
2007年12月02日(日) 「シビリアン」再考の時 2005年12月02日(金) Think Think Think
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