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■ 父が退院しました。
交通事故にあって入院していた父が、昨日退院した。
かれこれ半年以上?
週末は必ず外泊していたとはいっても、
事故の記憶がまったくなくて
気がついたら病院で、
家には帰してもらえず、辛かったことと思う。
脳がというのもへんな言い方だけど、
脳が
事故によって前頭葉が壊れてどこか前どおりではないことに
いらだって、抗って、怒って、逃げ出そうとするのを
そして
諦めて、受け入れて、落ち着いていくのを
ずっと見せつけられた日々だった。
病や障害の受け入れで必ずそのような展開をみると
何かでずっと聞いてきた。
障害受容と聞いたのが初めだったか。
障害者の活動とか関わって、知ってるつもりだったが
分かってなんかいなかった。
本人が、何か考えてしていることではなくて、
無意識に、脳が自分で
そのようなことを起こしている、そのようにしか思えなかった。
科学的ではないかもしれないが、
脳が、そのような自分を受け入れることに抵抗した。
父が、もう、自分で考えてはいない。
それは、うすうす感じてて、
言動に抑制が効かなくなったころのほうが、
意欲が旺盛であったと思う。
主治医の言うように、扱いやすくなったとか言ってるけど
本人の意欲は衰えていて、それって、あの父なんだろうかと。
そんな父を今度は私たちが受容していかなくてはならない。
とにかく、退院した。
これ以上は治らない。
でもよくならないわけではない。
それを思い知らされる日々が
これから、また、始まる。
2009年08月23日(日)
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