ほっこり日記
ふー



 毎日、のこと。

 今日は東京で知り合った友人から知らせがあった。携帯の通信状況が良くないのか、声が震えているような気がする。あれ、どうしたんだろうと思ったら急性肝炎で入院中とのこと。

 突然のことでどういったらいいのか分からないけれど、私が宿題を知らせるメールを送ったのに返事ができないで、気になって電話してきてくれたのだった。いつも情報くれたり、今度会おうねって連絡入れてくれるのにね・・・。しばらくお休みっていつまでだろう。

 ご主人がとても心配してくれてるそうで、ちょっと安心したらしい。でもね、体壊すのって、ストレスなんよ。これは言えなかったけど、病気して大事にしてもらえるようになるといいな。本当は、私の前では明るく振るまっていたけど、辛かったんだね。

 今日発売だったナルトで、小隊長だったシカマルがもう一度強くなろうと思い定めるシーンが出てくる。私には無理だ、と思った瞬間に負けるものだということを思い出した。もっと強くなるために精一杯努力して、及ばずながら倒れる、そういう生き方を、私は選ぶんだ。たぶん。頼まれもしないのにね。

2004年10月18日(月)



 台風23号。

 各地でかなりの被害を出した台風23号だけど、私の回りでは具体的な被害は無かった。ありがたいことだ。

 川の増水を見に何回か外に出なければならなかったのだが、午前中は普段よりは増えていてもあとから考えるとまだおとなしいものだった。そして驚いたことに、そこには金木犀の花びらがさんさんと流れているのだった。

 どこか上流に金木犀の垣根でもあるのだろうか、延々と続くオレンジ色の流れ。まるで天の川のように、きらめくような花びらであった。たぶん、激しい風でほとんどの花が散ってしまっているだろうけど、その花びらが延々と濁流の表面を飾っているのはなかなかの風景だった。

2004年10月20日(水)



 弘法さん。

 今日は21日、恒例の弘法さんである。京都の東寺で開かれるこの市に通うようになってどのくらい経つだろう。ひいきの店があって、そのこの品揃えをチェックするためだけに出かけたこともある。

 今日は4時頃だったので店じまいを始めていたけど、少し服を買った。店の人が来月は来るかというので曜日を見たら日曜日、出勤だ。朝は何時からやっているのときくと、6時には立ち上げてるよというので、朝一番の電車で見に行くことにした。5時半くらいに出たら7時について30分見て帰宅して8時半。出勤に間に合うか微妙なところだが、買うところだけしっかり見ておけばいい。

 この店は、シルクや長尺ものもあるんだけど、私が見るのは専ら綿の上衣だけだから効率よく必死でみればいいだろう。なまじ自宅に帰ってから、最出勤しなければならないのがイタイがそのためにコインパーキングに入れるほどでもない。時間によってはそのままバスかなにかで(タクシーで?!)出勤しようか。

 ちょっとストレスのきついできごとがあったので、買物で発散だぁ!!!

2004年10月21日(木)



 雨。

 雨だというのに、髪にパーマをかけてみた。わざわざ言うのもへんだが、本格的にかけるのは今回が初めてなのだ。今はにおいで頭が痛い。初めて会う人は気にならないが、家族はどうだろうかね。

 ヘアメイクをしている友人の言葉に従い、細巻きの縦ロールというやつにした。なんだ、それは?ガラスの仮面の敵役のあのお嬢さま風になるのか???自己管理できるのか??周りが卒倒するのではないか、鏡が割れるのではないか。

 まあ、それもよかろう、周りを卒倒させてみよう、鏡が割れたらそれで新聞に載るだろう。それもよかよか。

2004年10月26日(火)



 プライドの高い、猫

 今日は予定より早く仕事が終わったので、うろうろと買物をした。朝から何も食べていなかったので、たこ焼きを買って公園で食べようと思った。

 近い店は、たれをつけないでも味がついている明石焼きのお店。でも、大阪人は、甘辛い泥ソースをなめなめ食べるたこ焼きがすきなのよ。というわけで泥ソースのないこの店から遠ざかっていた私だが、しばらくぶりに寄ってみた。

 みると泥ソースなど4種類、ゆずポン味まで出ている。やっぱり人気が落ちていたに違いない。悪いけど、あのソースなしにはたこ焼きを食べた心地がしないのだ。なるほど。

 たこ焼きを買ってから、公園に行っても自転車を止める場所がないことに気がついた。仕方が無い、堤防に向かった。人気は無い、たまに人が通る。天気はいい。温かい。・・向こうの方に猫がいた。野良か、割と細身な黒と白。かなり遠くなので、気にしないで自分の位置を決めた。

 こんなところでたこ焼きつつくのは、ちょっとはずかしい。かな?

 で、振り向くと、道の反対側に、猫がいた。お〜、きたか。猫声を出してみるけど、猫は体は私のほうに向けているものの、頭はもと、きたほうを見ていた。私の自意識過剰かぁ・・・まあ、猫はフレンドリーではないのが身上だからな。

 というわけで私は落ち着いてたこ焼きのふたを開けた。泥ソースが指についてしまったのだけど、その指を舐めるのも楽しいものだ。ふと、振り向くと、そこにいた。さっきからすると道幅半分まできていた。が、しかし、なんと、

顔だけはあっちむいたまんまだったのよ。











 私、わらいましたー。ぶわはははーーって。


 なんであっち向いて「私は知りません」てなかんじで、たこ焼きに近づいてくるわけ? 犬なら、「たこ焼きほしいのぉっ」て甘えてくるところだ。プライド高いのねえ、猫って。

 で、これ見よがしに、たこ焼きを音立てて食べて、本当は、串に刺したのを直接やりたいんだけど(犬ならすぐ来るよね)、串は一本しかないし、包み紙をちぎってそこに置いてみたんだ。が、しかし。全然、寄ってこない。どうも、笑われたのが屈辱だったのかな、失礼しましたねっ。

 どうしてもたこ焼きを食べるところをみたかったんだけど、笑った私を警戒して知らん振りしている。自転車で立ち去る時には、いったん、最初の位置まで退避してみてやんの。さっきまで誰も通らなかったのに、買物帰りの自転車が何回も通る。猫は、じっと待っている。

 橋のたもとにまで引き帰した私も見届けたくて、じっとしている。一瞬、猫が動いた、つついている。でも自転車がきたのでそのままくわえて元の位置に持って行き、そこで腰をおろした。・・・よかった、たこ置いといて。7個入りのたこを一コ分けてやった、今日のお昼ご飯でした。

 
 

2004年11月09日(火)



 あんま椅子

 電器屋さんにいくのは暇つぶしが多い。中でもお奨めなのは、あんま椅子コーナーだ。今日みたいに日和のいいときはほとんど家族連れが訪れている。そして、運転手として駆り出された中年以降のお父さんが、だいたい、展示品となって、気持ちよさそうに寝ている。

 あんま椅子というのは、憧れなんだなあ。で、ごろごろ背中をもまれると気持ちいのでつい、気持ちよさそうな顔になってしまう。椅子の展示コーナーだから、当然、そこに座っている人も展示される格好になる。

 中には口をあけて寝ている人もいて、見知らぬ同士の赤の他人が、並んでみれた日にはタイトルをつけたくなる。「きもちいいぃ・・・」とか。誰かやってくれないかしら・・・・

2004年11月13日(土)



 幼子

 子どもが大きくなってそれなりに手がかからなくなったせいか、人の小さな子どもが気にかかる。といっても、「最近のお母さんときたら」なんてものではなくて、ひたすら、子どもが可愛く見えるのだ。

 今日も本屋で、帰りたくない子どもが「まだ遊びたい」と叫んでいるのを、母親が手早く抱き上げながら「また、遊びたい?ね?」とわざと?聞き違えて、返すものだからいよいよ感極まって「ま、だ、あそびたいぃぃぃ」と叫んでいて、涙声になればなるほど、母親の勘違いも直らなくて・・・

 そういうときに、既に子どもに近い立場で、母親を責める意図はないんだけど、微笑んでいる自分がいる。これが年をとったということかしら。。。そういう時代を送ってきたから、余裕なのかな。今は手はかからなくても別の課題があるけど。

2004年11月14日(日)
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