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 命あるもの・・つづき

日記を読んだ娘夫婦から 電話とメールをもらった。
早速 ねこ口内炎のサイトにいってみた。

もし 興味のあるかたは アクセスしてみて下さい。
http://homepage3.nifty.com/vet/CONTENTS/yokuaru/nekonobyouki.htm

セカンド・オピニオンも聞いてみたら、ということで
以前住んでいて 悟朗もブルーも生まれてからずっと
お世話になったU動物病院に連れていった。

事情をお話したら、
「原因は?」「わからないそうです」「血液検査は?」
「していません」「じゃ検査しましょう」
ということで 血液検査の結果、猫白血病ウイルスと
猫免疫不全ウイルスはありがたいことに マイナスだった!
決して 確実ではない とのことだが、それでも可能性は
半分以下になった。
対処療法でしかないが、注射は前のお医者さんで
していただいていたので、飲み薬を1週間分いただき
口の中を消毒していただいて、帰ってきた。

歯が原因ではなさそうで、「歯の治療は?」とか
「歯を抜いたらなおらないですか?」とか 
必死で聞いてみたが「みたところ、歯に異常はないから、
それが原因とは思えない」と言われてしまった。
ンじゃ なんなんだ?

結局 薬でおさえていって再発したら注射、しかないようだ。
あとは いつか自然になおるよう 祈るしかない。

帰ってから、今夜の分の薬をのませようと、口を無理やり
あけたら、何度もやりなおしをしている間に
恩知らずの悟朗が 両手の親指に 計5カ所
噛み痕を残した。犬や猫の噛み傷は、ひどくなることが
多いので、水で血を流して 消毒して、化膿止めをつけた。


散歩の後の ビスケットは 必ず右にブルー、左にモカが
座る。で、左手の親指と中指のツメの内出血は、
いわずとしれた・・。指ごとビスケットを噛む習癖。
”指をかんだら、あげないようにしましょう”ったって
生半可なかみかたじゃないのに。
しかたなく 左手だけ軍手をはめてあげている。
満身創痍・・というか 満指創痍。

悟朗ちゃん 君のためなんだから 仲良くしようよ。



2004年04月27日(火)



 命あるもの




ショックなこと。

1ヶ月ほど前から、悟朗の食が細くなった。
どちらかというと 缶詰よりは ドライフードを
好んで食べていたのが、まずは 柔らかい缶詰フードに
嗜好が変わった。そして、食べている最中に まるで
足でも踏まれたように「ぎゃっ」とか 叫んで中断。
そのうち ドライフードは 全くたべなくなり、
1週間ばかり 牛乳としらす だけになった。

てっきり 歯が悪いのだ、と思って、獣医さんに
連れていったら、ショックなことに「ネコの口内炎」
しかも 完治しない。
私が無理に口を開けようとしてもいやがって 
あけなかったのは 口を開くという動作でも 非常に
痛いのだ、という。口腔が全体に 口内炎になったと
想像してみると、その痛みも さもありなん と。

かわいそうだが、1〜2ヶ月に1度 注射で痛みを止めて
食事を摂らせる。
痛みが 再発したところで 又 注射を打ってもらう。

獣医さん曰く「15年位前、まだ病院を始めた頃には、
全くみなかった病気です。現在は 発病率5%位です。
なかには 2才で発病して5年間生きた猫もいます。」
原因はわからないし、治療法もない とのこと。

恥ずかしいことに 聞いているうちに 涙が出てしまった。
今すぐに どうこういうことじゃないけど、
「ついに きたか」という感じ。
命あるもの いつかは必ず。 
どんなかたちでか 予測は出来ないものの。

注射をしてもらって、次の日から、食べるは 食べるは。
4.7kgが 3.3kgまで減ってしまっていたのだから
体力を取り戻すのに必死。
体重が元に戻れば、あとは いつもの悟朗。

悟朗12才、ブルー10才。

先日 聞いたところでは、ブルーのおじいさんの
ハリー(お母さんのエリーちゃんのお父さん)は
まだ元気でいる、という。おばあさんのサリーは
去年か一昨年 亡くなった。
エリーちゃんも 12才で元気だそうだ。
近いうちに ブルーと一緒に 会いに行って来よう。


2004年04月26日(月)



 perfume<parfums>.com




先日 学研から本が届いた。
このあたりは、出版日から1週間以上経たないと 
本屋さんに並ばない、注文しても 1週間は待たされる
文化僻地(おこらないで!)なので、本はよく出版社に
注文するのだが、学研には 心当たりがない。
K宛なので、なんだろう と開けてみると、上の写真の本。

やったね!ついに 雄作ちゃんが 出版したんだ
何十年かまえに 文芸春秋のコラムに執筆しているのを
見つけて以来、いつかは と思っていた。
雄作ちゃん 道をきわめたね。すごいことだね。

ここで、雄作ちゃんについて 少し。
彼とは 和歌山の中学の同級生。クラスは同じじゃなかった。
Kの親友の親友として 知り合った。
おもしろくて、頭がよくて、生徒会長をやってて、
お習字がうまくて、絵がうまくて、仏語を発音させると
rでうがい状態になって、咳き込む。<今でもそうですか?>
大学時代は 歌っていた。

とにかく 昔から個性的というか、マニアックというか、
感覚人間というか、ひと味もふた味も 人と違っていた。

さて、肝心の本について。
まず ”香水の教科書”等と みもふたもないタイトルに
した訳 をよんで なるほど、だけど 副題の”愛される
ための109のテキスト”のほうが かたくなくていいな、
などと 余分なことを考えながら、目次を見る。
ここで、独特のすてきな表現語(?)に気づく。
「香り上手」「香りの立ち方」など。

一番先に読んだのが 「コンサートを数倍楽しむために」
なぜか というと、コンサート(クラシックであれ
ロックであれ)を聴きに行ったときに、近くの人が
香水の香りをさせているのが、とても気になったことが
あったから。香りとコンサート自体が 結びつく(変な
表現だが)ような 気がして。
同じ事が レストランでもあった。
食べ物の香りを楽しみたいのに、香水の香りに邪魔される、
みたいな。

コンサート・・の項で、彼は 聞く音楽や見る映像にあった、
又は その感動を高める香りを 自分で選びなさい
といっている。近くの人から 漂ってくる香りが 
自分の好みじゃない、とか この香りをながくかいでると 
頭痛がしてくる などと いってないで。

香水が好きな方、ぜひこの本を読んで、自分で楽しんで
下さい、人にかがせるのでなく。
あたりに 遠慮会釈無く香りをふりまく人は、これみよがしに
装飾品をジャラジャラつけているのと 変わらないと
私は思うのだが。
「過ぎたるは 及ばざるがごとし」
自分が好きな香りを きらいな人もいるのだ、ということを
いつも 頭においてほしい。

雄作ちゃん、私の香水の知識 香りに対する感覚なんて
そんなもの なんですよ。
これからも 小学生用、中学生用、高校生用、といろんな
教科書を書いて 啓蒙して下さい。

この前 会った時に 「シャネルのNO.19が好き」
といったら、小さな声で「若向きだ・・」と のたまったよね。
「なにぃ?」「いや、なんでもない」
「私は柑橘系がすきなんだ」と きいたふうな口をきいたら、
次にあったときに「これ」って、Jean CouturierのMarjolaine
を 持ってきてくれた。
専門家が選んでくれたものだから、ありがたく
楽しませてもらっている。
日本では 同じ物が 見つけられなかったので、
マカオで香水専門店に飛び込んで化粧箱をみせたら、
ありましたね これが。
(なんで化粧箱を持っていったか、というと なにをかくそう
読めないんですよ。ジャン クチュリエの マジョレヌ?)

お徳用みたいな でっかいのもあったが、なんか 
ありがたみがないような気がして、品良く「小さいほうを」
と1.7ozのを買った。教科書によると、愛用する香水は
でっかい方を買いなさい、とのこと。
その方が安いし(と、ここでいきなり 鍋釜感覚)
持ち歩き用の容器に移し替えられる、とのこと。
なるほど。小さいスプレーつきの香水瓶は
持ち歩きにかさばる。
確かに 私も 旅行の時は ちゃちなスプレー容器に
移し替えて持って歩いている。

ざっと 読んだだけなので、内容を詳しく書けないが、
(あんまり引用してしまうと、著作権にひっかかるかも)
「香水なんて 外国人が体臭をごまかすために 発明
したものさ」などと うそぶく前に、ぜひこの本を
一読することを おすすめしますよ、みなさん。

http://www.e-parfums.com/ が
香りのスペシャリスト 榎本雄作 のHPです。
なお 本は オンラインでも購入できるそうです。

 








2004年04月18日(日)



 春 雑感

気がつけば 4月半ば。もうすぐ 1年の3分の1が
過ぎることになる。
1月 行く 2月 逃げる 3月 去る・・・・
4月は 新しいことを始める季節。若者にとっては
胸躍る季節。

早々と 衣類の入れ替えをした。
一昨年あたりから、古い衣類を処分するようにしてきたので、
たった1時間弱で済んでしまった。
洗わなければならないセーターは 2人合わせて10枚程度。
クリーニングに出す背広、スーツ類は 
殆どないといって良い。
引退者の着る物といえば、カジュアルばかり。
だから たまに改まった場に出るとなると 大騒ぎ。
友人をかたらって、デパート巡り。(巡るほどないけど)
上から下まで同寸法とあって、探すのも大変だ。

花粉症が治まったようなので、蟄居から這い出す虫のごとく
世間に出てみると、世は桜の真っ盛り。
この時期を逃しては・・と写真を撮りまくった。
Mr.Kも 春になって 活動的になった。
まずは、冬越しに門と門柱を作り、
部屋の半分に腰板を張り巡らせ、池をさらい、
庭のレンガ敷きにかかる。
腰が痛いの、足が痛いの、といいながら楽しんでいる。

車をぶつけて壊してしまったので、今度の木曜に新しい門が
つく予定。コンクリートが乾くまで、車の出し入れができない。
気をつけていたのに、犬どもが走ってしまって、コンクリートに
しっかり足跡をつけた。記念の足形。いっそ 下に名前と
年月日でも入れたらいいかも。

カラーが咲いた。去年から増えて池のまわりにいっぱい咲く。
ばらが 固い蕾をもっている。もうすぐ 開き始めるだろう。

花粉症が終わった春は 何か素晴らしいことを 予感させる。






2004年04月11日(日)



 いまさらながら・・

kjさんがダビングしてくれた
”The song of Westside Story”を聞きながら書いている。
ものすごく 楽しいアレンジばかり。

ALL & ONE の Something's coming
ジェット団が ヒップホップを踊っている風景が
なんの違和感もなく浮かんでくる。今におきかえると、
そうなんだろうな。

A boy like that は SELENA。バックコーラスの
”A boy like taht"のリピートが すごく良い。
スペイン語で歌っている部分があるが、
原曲もそうなんだろうか?

Michael McDonald,James Ingram & David Pack の"Maria"
マリアという名の女の子にキスして、夢中になってしまった
男の子が 一晩中”マリア、マリア・・”と叫んでいる
どうしようもない歌だが、結構切なく歌っている。

口笛を聞いただけで、ゾクっとする "Prologue"

その昔(20数年前)700名キャパのK会館で、
仲間と一緒に コンサートをやったときに演奏したのが、
ウェストサイド・ストーリー。
ナレーションで ストーリーを語ってもらいながら、
主立った曲を演奏。
勿論 物語にそって演奏するので、原曲に忠実だったが、
このCDで 一曲づつ独立した曲として、アレンジャーが 
自由に演奏しているのを聞くと、とても新鮮。

Tonight が終わった。めずらしく歌いあげるアレンジ。

Somewhere 歌い出しは 美空ひばりか と思ってしまった。
最後に Phil Collins の 同曲が入っている。
よく "Oh,baby baby Oh, yha・・"とか 叫ぶことがあるが
あれは 好きじゃない。この"Some・・"にも それが・・。
途端に曲の品が下がるような気がするのは、
私だけでしょうか?

Little Richard の"I feel Pretty"は いかにも・・のアレンジ。
一昔前の 楽しいミュージカル、ひょっとしたら 
フレッド・アステアでも でてきそう、傘もって・・・。
最後の ”シャラップ!”は おまけ。

Gee, Officer Krupke は 完全なラップ。

I have a love は タイタニックのテーマみたいな 
アレンジ。

Chick Korea の Prelude to the Rumble は ピアノ一本。
ものすごいクラシック風 というより、次の曲への
Preludeで、"Rumble"は ジャズのアレンジ。大曲。
この曲だけで CD1枚分の価値あり。

そして 最後に控えるPhill Collensの"Somewhere"への
Prelude。 オーケストラで導入。
コリンズさん 相変わらず、みかけとちがってうまい。
サラっと歌っている。

と、言うわけで 終わってしまった。
全曲聴いた中で 一番好きなのは"America"と判明。

音楽は、ただ”聴いた”だけでなく、その曲を聴いた時の
状況、風景、感情まで 呼び起こしてしまう。

大昔 学生時代に ラジオで"Green Fields"を聴いて以来
Brothers Fourの大ファンで アルバムはすべて
持っていたし、日本に来たときは 必ず聴きに行った。
記者の友人に 記者証を借りて、前から何列目かで
聴いたこともある。

渋谷のホールに 何十年ぶりかで聴きに行った。
メンバーは 一人を除いて昔のままだったように思う。
恥ずかしいことに、"Green Fields"や"Puff"等の
懐かしい曲を聴いて、涙がでてしまった。
あの 異様な感じは なんだったんだろう?
デジャヴ? タイムスリップ? 若いkeyへの愛しさ?
音楽は いろんなことを思い出させ、考えさせる。

何十年も前の音楽が アレンジひとつで生き返る。
というか 全く違ったものになる。
いつまでも 新しいものですね、音楽って。 













2004年04月03日(土)
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