*妖精の詩(うた)〜fairypoem〜*
fairy.k



 【僕が風になる意味】

僕はね
風になるんだ

寂しい時は、優しい風
誰かを僕の傍に連れてきてと

哀しい時は、温かい風
かあさんのような
無償の愛で心をさりげなく包むような

何時だって人は孤独な旅人だから

悲しくって泣きたい夜がいっぱいで

それでも今僕が生きているのは

いろんな気持ちを風にして飛ばして

心豊かに過ごすために

生身の人間だもの
僕だって

そうだよね

君だって

泣きたくって

逃げ出したい

現実いっぱいだもの


生きよう

どんな時も

生きていればこそ

いつか生きてて良かったよ

思える日が来るまで

人は皆孤独な旅人だけど

いっぱいいっぱい

愛を育てることはできるじゃない



2003年09月29日(月)



 【ふたつ星】

僕の事なんか
誰も知らない

君の事も
何も知らない僕だけど

この無数の星空に
たった2つ星が出会うとしたら

輝きの中に
僕は君と出会った

好きだとか
愛しいとか

口に出して言えないけど
心から君が好きで

今僕の傍で輝いている
それだけでいい

それだけで
いいと思うから

好きだとか
愛しいとか
口に出さないけど

君が僕の傍にいる
ただそれだけが
今の僕の安らぎだから

2003年09月22日(月)



 【秋風に触れて】

爽やかな風が
そっと
頬を撫ぜてゆく

通り過ぎる風に
スカートの裾が
ふわっと舞う

傍らに
目をやれば
優しそうにリスが覗き込む

長閑な景色の中で
私は少しだけ
夢心地に酔いしれて
秋空に芝に倒れこむ


2003年09月21日(日)
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