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しもさんの「新聞・書籍掲載文」
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1999年09月10日(金)
判断迷ったら「誇り」基準に(41歳)

静岡新聞 朝刊(ひろば)

何かイベントや事業を続けていると、必ずぶち当たる問題がある。
それがマンネリではないかという不安。
回を重ねれば重ねるほど、その不安な気持ちは大きくなる。
継続は「力」なのか「マンネリ」なのか。
その答えは「誇り」というキーワードが解決してくれる。
やめたくてもやめられない。変えたくても変えられない。
でもこのままでは進歩がない、どうしよう・・となった時、
「誇り」を判断基準にするとよい。
住民が、そのイベントや事業に「誇り」を持っているか、どうか。
ただそれだけ。
いくら長年活動し「伝統芸能」と称しても、
住民が周りの人に「誇り」を持って紹介できなければ
地域の「伝統芸能」とは、なり得ない。
逆にまだ二、三回の新しいイベントや事業でも、
住民が多くの人に「誇り」を持って紹介できれば、
伝統となり得る要素を持っている。
決して「伝統とマンネリ」は、紙一重ではない。
そこには歴然とした大きな差があることに気付くべきであろう。
ぜひ一度、自分の周りを眺めてほしい。
続けるべきか、やめるべきか悩んだら、
この判断基準を思い出してほしい。
さらに「夫婦」をはじめとした、
長期間付き合うことになる人間関係も
「誇り」をキーワードに見直してみるといい。
きっといいヒントになるはずである。