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しもさんの「新聞・書籍掲載文」
しもさん
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1998年07月14日(火)
地球的規模でわが町考える(40歳)

静岡新聞 朝刊(ひろば)

昨年の四月、ヘール・ポップすい星で
世界中が盛り上がった時だったと思う。
この天体ショーに、減光、消灯で協力した自治体が
数多くあったのは記憶に新しい。
この対応、実はある一人の若い気象庁の職員の提案だったという。
普通では考えつかないこの企画は、
彼の「宇宙的規模で、地球を考えたい」という
台詞に賛同したからだといえる。
ついつい損得で考えがちな生活や仕事をひと休みして、
何百年もの周期で、宇宙を旅するすい星に思いをはせてみよう。
きっと、何かのヒントが得られるに違いない。
そう思ったのは私だけではないはずである。
地球的規模で日本を考えてみたい。
国内規模で静岡県を考えてみたい。
そして、県内規模で、自分の住む町を考えてみたい。
いや、宇宙的規模で、自分のすむ町を考えてみることも大切である。
宇宙のために、地球のために、日本のために、何ができるか。
まちづくりの情報発信の原点は、ここにある。