浅間日記

2014年07月22日(火) 目標管理型社会から課題管理型社会へ

長野知事選挙が近い。

政治にせよ、経済にせよ、世の中は年々、
目標管理型社会の傾向が強くなっている。

目標数値を立てて、決められた計画期間にそれを達成すべく、邁進する。

何だか大昔に教科書でならった、ソ連の五か年計画のようである。



日本人に目標管理型社会は似合わない。そう思う。

こんな災害大国においては、
「諸行無常」を旨として、百年の計に当たるのが妥当なのである。

人々を無思考にする目標管理型社会は、倫理観や道徳観を麻痺させる。
「手段を選ばない」ということに抵抗がなくなるのだ。



目標など、達成されなくとも別にどうだっていい。
管理すべきなのは、「目標」ではなく「課題」である。

真面目な人間や人の評価を恐れる人ほど
−この場合、人を企業と置き換えてもいい−、ここを間違える。

重要なことは、目標を見誤らないことなのだ。

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