浅間日記

2013年06月10日(月) のど自慢の出演者からゲストの演歌歌手が元気をもらう理由

子ども達の夏の活動の用務で、電話をかけたり出かけたり。
マネジメントも楽ではないのである。

そんなことに関わっていると、他の人の活動も目に入る。
老若男女、いつも誰かが何かの練習をしたり発表をしたり試合をしている。
公民館や運動場は、常時予約でいっぱいだ。



昔は、そんなアマチュアの活動を小馬鹿にしていた。
所詮、プロの厳しさや水準にかなうものではない「遊び」だ、と。

最近、必ずしも正しい見方ではない、と思うようになった。
でもそれは、下手でも楽しくやれたらいいではないか、
とかいった、寛容な態度でそういうのではない。

アマチュアにはアマチュア固有の厳しさや、執念のようなものがある。

アマチュアリズムは金目で折り合いをつけることができない。
やる気がなければ、続けて行くことができないのである。

「やる気」というのは健全すぎる表現で、「やめられない執着」といった方が正しい。

そうだから、その道何十年という活動を続けているアマチュアというのは、
金目で嫌々続けているプロよりも−例え腕前が劣ったとしても−、
評価に値するものをもっている。

それはきっと、一流になれるプロフェッショナルが修行時代からまとっている、静かでギラギラしたエネルギーと同じと思うのだ。

2008年06月10日(火) 賞賛と悔しさ
2007年06月10日(日) 争点以前
2005年06月10日(金) 時代の相場感
2004年06月10日(木) ヨン様か寅さんか


 < 過去   INDEX  未来 >


ipa [MAIL] [HOMEPAGE]

My追加