昨晩のこと。
夕飯時に近所のFさんが、空の食器や弁当箱と一緒にりんごを沢山もってきてくれた。
開口一番、一昨日は素晴らしい合唱を聴かせてくれてありがとう、とAに一言。
それから、その日の夕方は疲れてダウンしていたから、差し入れはタイムリーで助かった、できれば生姜紅茶は素晴らしく美味しかったから、もう一つ二つもらえるととても嬉しい、と。
AはAで、明日の夕方にテレビを見に行ってもかまわないでしょうか、とかしこまって打診する。
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遠慮のない、さりとて決して土足で上がりこむことのない近所づきあいが続いている。
誰とでもこうしたお付き合いが可能なわけではない。 Fさん夫妻のお人柄である。
人生の半ばを過ぎてこうして縁あって出会った人と、 こうして日常を助け合って生きている。
晩秋の夕闇が迫る玄関先で、人と人が一緒に暮らす幸せをかみしめる。
2006年11月03日(金) thin sun 2005年11月03日(木) 出来高ボート 2004年11月03日(水) お家に帰ろう
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