信濃町で、ちょっとした祝宴。
物づくりを極めた本物の職人の方々が一同に集う。 明らかに会社員とは違う様相に、職業は人をつくるなあと興味深く思う。
話をしなくても、全身から学ぶべきものが発せられている。 想像であるが、昔の勤勉な日本人気質に近いものがあるのかもしれない。
*
プレゼンが上手いとか、口が達者とか、損得勘定が上手いとか根回しが上手いとか、
そんな資質も大切だが、既にそれは、社会を支えるに十分行き渡っている。 むしろ飽和気味であり、イスとりゲームで無用な競争や醜い足の引っ張り合いをしている。
社会の継続的な安定のためにはむしろ、別の資質を評価していかなければいけないだろう。
何事もバランスである。
*
自分で真摯に何かをつくりだす人というのは、 嘘やごまかしがない。そう思う。
嘘やごまかしで仕事をしないから、その成果も本物である。 だから、謙虚であるが隠し切れない自信に溢れている。
2005年03月08日(火)
|