2009年12月18日(金) |
マニフェストの賞味期限 |
「マニフェストは誓いだから」と、ラジオで鳩山総理大臣の発言。
かねてから思っていたが、民主党は難しい駒を打ってしまったなあと思う。
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総選挙があったのは夏の終りで、秋が過ぎ、冬を迎えようとしている。
私は思う。 果たしてマニフェストは、今でも国民のニーズとして −もっと生臭く言えば、次の参院選の評価項目として−有効なのだろうか。
遵守する側が「誓い」と言うほどまでに、気まぐれな国民が達成を待ち望んでいる感じが、悪いがどうもしない。
もちろん、かといって遵守されなければ、約束を守らなかったことは格好の批判の的となるだろう。
したがって、民主党政権は、誓いを守り抜いたとしても大して評価されないし、 他にやれていないことや判断の遅れなどの減点項目が評価にさらされるだろう。
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社会での物事というのは、ワンクリックで結論など出ないし、実現もしない。 けれども、不思議なことに、消費社会の現実だけ、妙にスピーディに事がすすむようになっている。
消費に慣れた市民は、マニフェストの実現をピザの宅配ぐらいに考えている。 つまり、マニフェストは、注文してから五ヶ月も届かないピザみたいに忘れ去られ、もう食べた気でいるか、あるいはよく考えたら蕎麦や寿司が食べたくなっていて、すっかり食べたいものではなくなっているのではないか。
一体どんな風に舵取りをしていくのだろうか。
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