浅間日記

2006年12月18日(月) 協力か介入か

日本の国連加盟50周年記念式典。

「これからも国連の活動に積極的に協力して、安保理の常任理事国となりしっかり責任を果たしていきたい」
「安保理は、国際の平和と安全の維持に主要な責任を担う能力と意志を有する国々の参加を十分に確保する必要がある。二十一世紀に合った形に改革されなければならない」
と、息巻く安倍首相。

アナン事務総長は、
「世界で偉業を成し遂げるために核兵器を所有する必要はない」と注文。



なんだ要するに不協和音じゃないか。

そう思っていたら、朝のラジオで専門家の電話コメント。
ラジオで流れていく端から、耳をすましてつかまえる。

日米安全保障条約は国連憲章に合致したものである。
だから日米安全保障条約に基づいて合意したものは、
これは国連憲章に違反しているわけがない。

そういう奇妙な論理で、日本はイラク戦争への我国の対応を解釈したのらしい。

そして挙句の果てには、こんな奇妙な論理を展開させる国連憲章は改革してしまえ、という風潮であって、
それが、件の安倍首相の真意なのだそうである。


国連は機能破綻するだろうか。
飯をかき込むHに意見を聞いてみる。

そうなったら大変だよと、
律儀に、しかし行儀悪く、飯の入った口でもごもごと応える。


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