竹中平蔵氏がパソナグループの会長に就任した、というニュース。
社長だろうが会長だろうが、これは一つの 小泉内閣での経済財務担当大臣の「成れの果て」である。
大臣に登用される民間人というのは、なんだか使い捨て感が否めない。
使われる当人も、政策の責任を一生涯背負わされるという政治の重みに気付かず、まるで舞踏会に招待されるシンデレラの姉みたいに浮かれて就任するから、どちらもどちらである。
そうだから、竹中氏の件のニュースには、こんな会社ぐらいしか引き受け手がなくなってしまったんじゃないか、とさえ思う。
彼は、民営化や改革によって生活を損なわれた国民からこれからもずっと後ろ指をさされ続ける。逃れられない試練がおそらく死ぬまで続くのである。もちろんいつか彼が死んだら、新聞の死亡記事にも書かれるだろう。
えらい学者先生で大臣経験者で、社会的立場のある人かもしれないが、 私は彼の人生を羨ましいとか見習おうという風には全く思わない。
2006年08月27日(日) 衝撃吸収プール 2004年08月27日(金) 男と女戒厳令
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