浅間日記

2007年12月16日(日) 湯福温福

冷え込んだ休日の朝。

自分の体温だけではもうどうしようもないし、
陽が射してくる昼間までこうして凍えているわけにもいかぬ。

わが身の解凍作業が必要と一念発起して、朝風呂に入る。

湯気のあがった光の差す浴室は、天国のようである。
冷蔵庫から出したばかりの生ソーセージのようにして湯船に沈みこむ。

自分の冷えた手足で瞬く間に湯が冷めるから、急いで追い焚きする。
カチカチに凍ったこの身が、端の方から解けていく。

ゆっくり30分ほどボイルされ、ようやく今日一日を始めるにふさわしい生身の身体を回復した。

2006年12月16日(土) 信頼できる他人
2005年12月16日(金) 音楽の意味
2004年12月16日(木) 狼もいる、母親ヤギもいる


 < 過去   INDEX  未来 >


ipa [MAIL] [HOMEPAGE]

My追加