一昨日のこと。
今日のお土産は生きものだぞ、と息巻いてHが帰宅。 どかどかと、仕事中の二階へ上がってくる。
みると、茶色い小さな野うさぎの赤ん坊が、 籠の中でじっとうずくまっている。 雨で親とはぐれたところを、Hに捕獲されたのらしい。
野生動物はやたらと連れてきてはいけない。 それに、責任もって飼育できないのなら、山へ返してくるように。
関心のないそぶりでそう告げると、 喜んでくれると思ったのにと、肩を落として階下へ。
私は時々、Hにそういう気の重いことを言わなくてはならない。 子どもに説くようなことを、子どもに説くように。
動物園のウサギ担当の人へ相談したらやはり野に帰すのがよいと言われ、 翌日には元の場所へもどしてやった。 そしてようやく、私の悪人扱いは解除されたのだった。
小さな茶色のウサギが、可愛くないはずがない。 発見した瞬間に、私とAに見せてやろうと思いついたHの気持ちも嬉しい。 でも野生動物は、決して愛玩してはいけないのだ。
未練たっぷりのAは泣きそうでいたけれど。
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