2007年06月26日(火) |
ゼロ・トレランス選挙 |
共同通信社が行った、全国電話世論調査。 参院選での有権者の動向などを探るために実施した。 以下、その結果である。
参院選で重視する問題(二つまで回答)は「年金」が63・4%と、「教育」の23・4%など他の回答に比べ、突出して高くなった。年金記録不備問題への政府の対応に、有権者が強い不満を抱いていることが浮き彫りになった。「憲法改正」「格差」は18・0%、「政治とカネ」は16・9%だった。
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本当に、選挙民にとって「年金」が「憲法改正」より重要な問題なのだろうか。 私は、そうは思わない。
大切な財産を馬鹿みたいなミスでとられる事態は大変腹立たしいが、 これはもう、投票にあたって「政策A」と「政策B」を比較するようなものではない。 誠意ある後始末ができるかできないか。それだけである。
そして、金ですんでいるうちはまだましなんである。 自分や家族の生命や自由や尊厳を、あの忌々しい年金のように、 杜撰に無責任に扱われたくなければ、自分はどこの誰と契約するべきか、よく考えることだ。
国家は国民に対して、真に何を保障することができるのか。 参院選では、そのコンペティションをこそ繰り広げてもらいたい。
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