山の家で朝を迎える。
畑をやめた父が、朝からビールを飲もうというので驚いた。 やめたからには徹底的に正月にするぞという所信表明のつもりだろうか。
この山の家も自分はもう数年で手放すと宣言し、 長い間よく遊んだと、晴れやかな顔をしている。
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何しろ過去に未練を残さない人である。
業務終了と判断したものを、恐ろしいスピードでもって、 ばっさばっさと放棄していく。 物事に執着しないということに執着している。
そうして、まわりを困惑させるだけさせておいて、 自分はちゃっかりと、ライフステージに相応しい新しいプロジェクトをみつけ、 わくわくしながら着手している。
2006年04月08日(土) 2004年04月08日(木) 無言の圧力
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