県境での仕事は、本日が最終日。
このあたりは高速道路や工業団地がないから、空気が澄んでいる。 遠くにみる尾根や谷も、中央道が通る伊那谷とはまるで違って見える。
美しい湖を3つ通過して、北へすすむ。
静かな湖は、静かな力を湛えている。 湖面はすべてをクリアに映し出し、 時間が止まったようにして、そこにある。
すっかり忘れていた。 湖というのは、そんな場所だった。
人工的につくられたダム湖とか農業用のため池やなんかの 「業務用水置き場」とは完全に違うのだ。
こんなに急峻な場所へ、のんきに水を湛えることについて、 周辺の水系と完全に折り合いがついている。 平和で穏やかな場所なんである。
2005年09月08日(木) スルー投票 2004年09月08日(水) 認識させなければならない
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