Hは最終調整で山へ。
寒冷地仕様のこの身体は、 気温30度を越える日が続くと、もう駄目である。
とにかく避難と、握り飯に水筒をもって、標高2000mの「裏山」へ。 牛が放牧されている亜高山帯の高原へ、仲間入りをしにいく。
カラマツの林をあがり、ダケカンバが見えてくると、 間もなく樹林帯を抜けて、霧の高原。 ヤナギランやマツムシソウが満開。コケモモは赤い実をつけている。
駐車場からひと歩きして高原にでれば、 冷凍庫のような、ひんやりした空気が肌をなでる。 身体から熱気が一気にはがれていく。
高原のロッジで一休み。 Aは、よく歩いたねえ、と、中高年ハイカーに声をかけられる。
暑さが和らぐ夕刻まで避難していたかったけれど、雨が降ってきた。 干してきた布団が気がかりで、一番暑い昼過ぎに、慌しく下山する。
お布団がぬれちゃうから早く早く、と山道に子どもをせきたてる。
2005年08月20日(土) 何者かになりたい症候群 政治編 2004年08月20日(金) 「うちの社長は駄目社長」と客に言う社員
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