養生中である。
共謀罪への反対集会についての記事。
そもそも、悪巧みは政治家のお家芸ではないか。 自らの首を絞めるような法律をつくって、大丈夫なのか。
冗談はさておいて、 こんな重大な出来事が、文化面でしかとりあげられていないのは何故なのか。
今回だけではない。 国民の人生や生活の質に関わる問題は、 −その中に金目の問題が含まれていないとみるやいなや− いつだって文化面や家庭欄なんである。 このことに、私は大いに不満なんである。
裁判員制度、然り。 へんちくりんなイラストが添えられて、「どうやって仕事をやりくりするか」とか、瑣末なことばかり書かれていた。
産婦人科の医師が不足して子どもを産む場所がない、という問題も同じ。 「本日のばんごはん」とか、「福寿草が満開」とかの隣に配置されていた。
共謀罪みたいな無茶な法案についての記事を、連載小説なんかと −連載小説はもちろん大切なのだけど−隣り合わせにする、編集者、否、 新聞社のセンス。
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有権者にまともな情報を提供しないでおいて、 選挙時にはやたらと煽動的な選挙活動ばかりするのだから、 これで衆愚政治にならない訳がない。
国民をどんどん馬鹿にして、労働と消費だけの家畜にしてしまえば、 確かに、能力のない政治家でも仕事は勤まるかもしれない。
馬鹿馬鹿しい。
2004年04月22日(木) 覚悟と決意のトレーニング
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