去年の残り仕事で山へ。
今は猟期なので、そこいら中ハンターだらけである。 すぐ近くで発砲している。犬がワンワン鳴きながら追い込む。
誤射されないように、目立つ色のテープを取り出し、 背負っているザックに急いでつける。 二足歩行に見える歩き方は・・・などと、無駄なことを考えながら歩く。
途中、何度かハンターに遭遇。 口の悪い1人が無愛想に「撃たれたいのか」と意地悪を言う。 猟をしている山に入っていけないという法はない。 むしろ、鳥獣保護区以外の山なら、原則どこでも狩猟できるような現在の法律を改正するべき、という意見だってある。
思い切り慇懃に「○○の仕事です」と、伝家の宝刀を抜いて黙らせる。 なまくらだが、こういう限られた世界で威圧的な人には、たいてい効く。
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それでもやはり、気味悪い。辺りでパーンパーンと銃声が響く。 こんな日はやですね、と同行のKさんと話ながら、 白く輝く遠くの峰をゆっくり眺めることもなく、そそくさと下山。
多分、犬やその飼い主の悪口など書いたから、 こんな怖い目にあったのだろう。
2005年01月09日(日) 真正正月
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