家で雑事。 来週も家を空けるから、もうシッチャカメッチャかである。 布団を干し、洗濯物を干し、掃除機をかけ、 散らばった本や新聞を片付ける。
昨日の昼、食堂にわんさかいた、20代後半ぐらいの働き盛りの女性達は、 こういう週末に何をしているんだろうかと、ふと思う。
平日は仕事に邁進し、昼は小さなバッグに財布と携帯電話と タバコか何かを放り込んで、お気に入りの店でランチをするのだろう。 責任と権限のある仕事に生きがいを感じ、夜は酒を飲んだりもするのだろう。
ひと昔前の、男性のようである。 女性のライフスタイルはより社会的存在へと順化してゆき、 何となく似たり寄ったり、先も見えている。 そういう存在から離脱を始めた男性達と、対照的な感じがする。 有能な男性ほど、無駄に社会的に競わず、プライベートな生活での満足を最優先にする。 かなり乱暴だが、そう思う。
男と女が同時に、時代を頑張らなくて済むと言うのはありがたい。 次世代は、また女が休み、男が頑張ればよいのだ。
男女共同参画が謳われているけれど、 政策の役割は、機会均等とか基本条件の整備までだ。
その後、実態がどう選択されるのかは、別の問題であって、 私は時代でそれは代わるのだという気がする。 もちろん、抜きんでた資質と欲をもつ個人は別扱いで、 時代とか男女に関係なく、世に現れるのだが。
2004年11月26日(金) 文芸の話
|