私の持ち芸のジャム作りを、昨今はHがやっている。 山のように洋ナシを仕入れてしまった責任もあるのらしい。
図書館で「ジャムの本」なるものを借りてきて、熟読の末着手。 このあたりが、男と女で−否、Hと私で−やり方の違うところである。
ジャムなど適当に作ればよいではないかと本を読むHに冷笑を浴びせていたが、 色よく、香りよく仕上げるにはそれなりにコツがあるのらしい。
何よりも、Hがその本に書いてあったという「ジャムとは長時間グツグツ煮るものではない」ということが私には発見であり、 何でも目見当の匙加減でやる自分の性根を、少しだけ反省したのだった。
2004年09月01日(水) 転籍日記
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