登録ジャンルを変更。 これで拡張子が違うような違和感から開放される。 格式高き時事社会日記は、自堕落日記に変貌するのである。
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しょうがないから嫌だけど支給してあげましょうという感じの職員の態度が苦手で、 職安へ行くのを延ばし延ばしにしていたが、意を決して出頭。 ことのほか早く終了し、早々に退散する。
金を徴収する時は卒がないが、これが逆に支給する場合になると、 インフォメーションは不親切である上に手続きが大変、というのは 何とかならないのだろうか。 年金など受け取る際は、さぞ難解な手続きが待ち構えているのだろう。
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片付けがてら、はるき悦巳の「じゃりんこチエ」をぱらぱら読む。 ばくちに明け暮れる父親テツを養うためにホルモン屋を営む小学生チエの話だ。 第一巻は母親が家出中で、かなりシリアスである。 全体を通じて、作者の現代社会に対する筋の通ったメッセージが貫かれており、単なるコメディ漫画ではない。だから結構熱烈なファンがいるらしい。
テツの恩師で仲人である花井センセイという人が、家庭訪問する場面。 ひとしきり説教を終えた後、「日頃のモヤモヤを吹き飛ばすんじゃ」といい、酒の飲めないテツと小学生のチエに酒盛りを強要する。
これをたしなめた、同じく教師である息子に向って、花井センセイは 「おまえみたいな教科書どおりの教育で、この異常な一家が救えるのかー」と恫喝する。
週刊誌に掲載された漫画のセリフとは思えない迫力。
もちろんこんなことは現実の世界ではありえない。 しかし、こんなことがあってもよいのではないか、という出来事を 不自然なく描き切れるような、作品世界を創れる、ということは、才能だ。
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