百日紅の全ての花芽が開花して盆を迎え、送り火で夏が終わる。今年の夏の毎日は、あっという間に私を通り過ぎて行ってしまった。まるで高校生の夏休みみたいに。そうだからきっと、一生忘れないでいられることだろう。何しろ私達は文化祭のようにはしゃぎ、高校球児のように緊張している。あと数日間こんな慌しい日を送ったら、本当の本当に、三年前からリズムを刻み続けている私のボレロが、クライマックスにたどりつく。 2004年08月16日(月) 戦没ということ
2004年08月16日(月) 戦没ということ