寒気が入った週末。 冷たい足元をさすりながらPCに向う。
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一昨日の記事で記しておきたいことが残っていたのだった。 都市住民のうち定期的に農山漁村に滞在する「二地域居住人口」が、 2030年には1000万人になるだろう、という、国土交通省の推計データ。 この推計結果は、国土形成計画にも反映されるのらしい。
このデータでは都市住民を基点に推計値をだしているけれど、 これは逆の方が断然楽しい暮らしになる。 つまり田舎で暮らして、都会に定期的に滞在するのだ。
出かける場所と帰る場所の札を、都市と農山漁村のどちらに下げるかは、 結局はライフスタイルの好みの問題だけれど、 少なくとも今の私にとって東京という街は、表面的には、 帰る場所というより出かける場所−それも仕事に−というほうが、 ぴったりくるようになってしまった。
生まれ育った場所として帰るところは、記憶の中ばかりである。
2004年03月14日(日) 春風とジャムの一滴
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