*妖精の詩(うた)〜fairypoem〜*
fairy.k



 お星さまと金平糖

青く蒼く果てしなく藍く

辿り着けない程の広い世界で

私はあなたに出遭いました

夢のなかで

右手で必死であなたを探したら

ぴかりと光ったあなたが

蛍のようにすぃーと消えて

私の涙が乾いて

七色の金平糖になりました

甘い甘いお星様の金平糖

流れる夢と

コバルトブルーの海を渡ると

海底の塩と混じって

ちょうどいい甘さになりました

流れ流れて行く先に

海辺がありました

月夜に照らされたら

レモン色に輝くお月様が

オーロラのなかに流れゆく

星のあなたを呼びとめ

私の傍に金と銀の星砂を降らせました

お空いっぱいの流れ星の中に

ちらんちらんと風に戯れながら

霧のような

ダイアモンドダストを吹きつけながら


2003年02月03日(月)
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