やっと秘密を親友に打ち明けられた貴女は、 強い力が漲った声で話してくれた。
親友に応援の言葉を贈って貰った貴女は、 朝の爽やかさと一緒に、 未来の明るさを届けてくれた。
貴女の迷いの晴れた声。
こんなにも貴女の声に安心出来た事は、 本当に久しぶりの様な気がした。
重ねて来た嘘が多過ぎて、 何処からアリバイが崩れてしまうかを思うと、 冷や汗が止まらない。
けれども、 俺と貴女と二人だけで築いて来た絆だから、 強く強く束ねた注連縄の様に、 絆が俺と貴女を守ってくれるに違いないさ。
「遠恋だね〜」 「がんばって!」 「あれ?小坊主さんとは去年会っただけ?」 「会いたいでしょ〜♪」
喜んでくれた親友の言葉に、 必死に動揺を隠している貴女の様子が浮かんで・・・
思わず微笑んだ。 |