休日の外出に羨ましさを覚えて、 俺と貴女と小さな彼とで出掛ける想像をしていた。 そのせいだろうか。
「早く貴男もおいでよ!」
不意に貴女の口から出た言葉に、 過剰に反応している。
貴女のその言葉に、 強烈な胸の痛みと切なさを感じている。
「行ったら困るでしょ?」 「私は困らないよ。」
「周囲にどれだけのショックを与えるかわかってる?」 「私は困らない。」
無責任な言葉に怒りを覚えて、 俺は貴女を責めた。
それでも貴女は、 自分の気持ちを優先しようと考え続けている。
俺が今貴女の元に行ったとしたら、 本当に困るのだろうか?
きっと困るのは俺だ。
俺の都合が悪いから、 貴女の元に行けないから、 だから周囲の人の影響なんて言葉を持ち出して、 自己弁護しているんだ。
逆に何もかも捨てて俺の所に来いと言ったら、 貴女はどうするのだろうか? |