ご無沙汰図書館へいく。

図書館、何度も行っているのだが、なかなか本を借りられないで
いた。
「どうせ読めないんだから」と投げやりになっていたのかも。
ここんところ、読書のペースがガタ落ちで、とてもじゃないけど
「本に関するHPスペース有り」とは名乗れない状況が続いている。
しかし…借りるだけで楽しかったあの気持ちを思い出そう。
読めなくてもいいじゃん?と今日は開き直って、数冊借りてきた。

というわけで、本日借りた本は以下のとおり。
「麦の海に沈む果実」恩田陸。←「三月は…」はやはり気になる
「夜陰譚」菅浩江。←二冊目
「勿忘草」アンソロジー。←怖いかな…
「飾って楽しむ観葉植物」←ハイドロ調べ中
「超入門メールマガジンの作り方」←ほんまに作るかも
2003年06月22日(日)
★菅 浩江。『歌の翼に』

サブタイトル、「ピアノ教室は謎だらけ」。
ひさしぶりに衝動買いした、このタイトルで。ははは。
今までこういうのは読んだことがなかったから。
ピアノに関連するミステリとしては、昔内田康夫の
「盲目のピアニスト」を読んで以来か。
菅浩江さんは、ミステリ作家でもあり、SF作家でもあるらしい。

それにしても、「ピアノ教室は謎だらけ」と、ほんわかした
その表紙にうっかりして、軽い連作読み物かと思っていたら、
最後にすっぱりやられた。
もちろん、それまでのお話も、子どもたちの描写や心の動きなどは
「日常の謎」にひとくくりには出来ない細やかさがあって、
時には高く、時には低く音を奏でて、心にすっと入ってきた。
ああ、そういえば私の時は…などと懐かしい匂いを運んでくれて、
しばしそれに浸ったりもしたのだ。
最後の傷を癒すラスト章が素晴らしいだけに、その前の章の急展開が
あまりにも自分的にキツいが、逆にそのキツさがあるからこそ
最後の章が生きる、ともいえるのだろうなあ。
人間、いろいろな痛みを抱えて、それでも一所懸命生きているのだ。
2003年06月21日(土)
★平岩弓枝。『御宿かわせみ』江戸の精霊流し

シリーズ最新作。ちょうどドラマもやっていたので
タイムリーなのかも。
でも、最新作はすでにもうぜんぜん人物関係図が違っているので
ドラマから入った人にはわからないだろう;;^^)
8編の中で、一番好きなのが「北前船から来た男」。
一冊にだいたい一編ぐらいの割合で、源太郎・麻太郎ペアに
花世、のプチ捕り物話が盛り込まれているが、
少年少女たちはいいのう。
本当にまるで、源三郎と東吾さん、って感じだよね;^^)
血は争えない。
これにいつ千春が加わるのかな?

今回はあまり派手な捕り物や立合いもなかったから
ちょっと大人たちは影が薄かったかも。
まあ、シリーズはキャラクターを楽しむものだと思っているので
自分的にはこれでいいのだ!
2003年06月03日(火)
By ちゃいむ

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