図書館で借りた本。

一度書き込んだものが、消えたらしい・・・ううううっっ。
よくあることとはいえ、図書館本の回で良かった。
これが精魂込めて?書いた感想とかだったら、もう泣くに泣けない。
同じ物は、二度と書けないからだ・・・・

さて、図書館本は、前回苦戦した「魍魎のハコ」を延長した以外には、
三冊でけっこう控えめだ(笑)。
ついこないだ、どおーっと本を買ったので、その反動かもしれない。
残り三冊は、以下の通り。
「アンハッピードッグズ」←また近藤さんもの。でもレンアイか・・・
「寝台特急はやぶさ1/60秒の壁」←こっちにも手を出してしまった
「六枚のとんかつ」←このそそるタイトル
2001年10月31日(水)
★京極夏彦。 『魍魎のはこ』

「ハコ」という漢字が出ない;^^)他にどういう読み方があるのか?
「もうりょう」も出ないので、「魑魅魍魎」と出してから、前2個を消す(笑)。
まあ、「姑獲鳥」よりはましか・・・・。
この方のノベルスは、手にとって返す、というのを何回かやった。
あまりにも分厚いからだ・・・・ノベルス三冊分を一気読みはなかなかキツイ。
だが、内容的には前作よりすっと受け付けた。京極さんに慣れてきたのか?
それとも、京極堂さんに慣れてきたのか?
それにしても、すごいよ・・・(なにがすごいのかネタバレで言えないのが
つらいが)怖いし・・・・この世のものとは思えない!
もしこれが映像だったら、ワタシも青木さんと一緒に失神するに違いない。
(なぜか本だとけっこう大丈夫・・・想像力乏しいんで)

関口くんはパワーアップしていた(爆)
関口くんへのこのいいようのないもどかしさは、たぶん自分の姿が映し出されて
いるような気がするからかもしれない。

余談だが、このノベルスの一言解説に、「アポロンとディオニュソスが杯を
あげ、揃ってラインダンスをはじめた」という山口雅也氏の言葉があるのだが、
・・・・・ううううう、意味がわからん・・・・・。
・・・今回の感想文、ほんとにいつも以上にもどきもどきです。反省。

2001年10月30日(火)
本屋徘徊日。9冊も。

しばらく忙しくて、しかも給料日前でマジでお金がなくて、
本を買っていなかった。
普段は給料日は関係ないのだが、その月はピンチで、ワタシのなけなし
のお小遣いは生活費へと消えたのだ(爆)。
というわけで、「大丈夫だ!ワタシには未読本が山のようにあるでは
ないか!それを読めばいいじゃん」と未読消化の決意を固めつつ
あったのだが、やっぱりがまん出来なくなった。
これは、もう立派な「中毒症状」である。
活字中毒ではなく、本屋に行かずにはいられない中毒・・・んんん長いな。
そして、たらふく本を買って胸がすうーっとした。
買い物依存症候群(ミステリ及びコミックス限定)かも知れぬ。

今回買った本
『ささらさや』←前から欲しくてしょうがなかった
『名探偵の呪縛』←掟は読んだので次
『散りしかたみに』←「ねむりねずみ」を読んだのでこれが読みたくなった
『心霊写真・氷室想介のサイコカルテ』題名と表紙にびびったが、結局買った(笑)
『死にぞこないの青』←人がみんな読んでいると欲しくなる
『バグ』←面白そうだったので
『御宿かわせみ読本』←読んでみたかった
『「水やりひとつでこんなに違う!鉢植えガーデニング』←(爆)これで我が家の庭も・・・
『超少女明日香・式神編』←もう読んじゃった;^^)
2001年10月27日(土)
◆和田慎二。 『超少女明日香・式神編1』(コミック)

待望の明日香の新作。でも、まだ1巻(2巻完結予定らしい)。
そして、待望の一也の登場・・・・って、ふたりはどうなるのん??
物語の展開は、まだまだ先が読めない。
一巻でこれだけ伏線たくさんあって、果たして2巻で終わるのだろうか?
和田慎二さんは、いつも登場人物を容赦なく痛めつけるし;;^^)
まあだからこそ物語が起伏に富んだものになるのだろうけれども。

毎回楽しみにしているのが、いつもコミックの最後に収録されている
「メイキング」である。
ほんとうにこの人は楽しんで漫画を描いているのだな、とつくづく思う。
今回もやたら入浴シーンあるし(爆)
そして気になるふたり、一也は明日香に会えるのか?
またまた物別れ(笑)に終わるのか?
うーん・・・シアワセになってほしいんだけどねえ。
2001年10月26日(金)
★綾辻行人。 『どんどん橋、落ちた』

題名から一体どんな内容なのか検討がつかなかったが、読んでいて何度も
可笑しくて笑ってしまった。
なんだか聞き覚えのあるようなないような名前がたくさん出てくるし、
それに何で犬の名前がタケマルなの?とか(笑)。
文中では、純粋に一体このトリックにどんな抜け道があるのだろう、
と皆が考えさせられただろう。
くどいくらいの注意書き。そしてくどいくらいフェアを主張しているから、
よけいにまんまと騙されたと知った時は、ボーゼンとしてしまった・・・・。
そしてさらに凄みを帯びているのは「伊園家の崩壊」。
あまりにブラックで、これもボーゼンとしてしまった。
「意外な犯人」はもう完ぺきにやられた。
とにもかくにも、この本に置いて、あっさり「負け」ました。
2001年10月25日(木)
★近藤史恵。 『ねむりねずみ』

「ねむりねずみってなんなんだ?」・・・これが、この本を手に取った
動機でもある。
その実態は、文中で明らかになってゆく。

物語の舞台は、歌舞伎である。つまり、本物の舞台。
残念なことに、古典芸能一般にほとんど通じていないので、もし歌舞伎
ファンならもっと楽しめたのかな、とも思う。
もちろん、そうでなくても充分雰囲気は味わえたが。
「梨園は怖い」・・・・これが感想だ。短い?
少し前に梨園の御曹司と離婚した元アナウンサーの話題が取りざたされた
けれど、やっぱり彼女も大変だったのだろうなあ。
別の近藤作品の解説にもあったが、文中に歌舞伎役者を二つのタイプに分けて
比較するところがある。
前者は型の完ぺきさを求め、後者は役になりきって演じる。
ふと、姫川亜弓と北島マヤを思い出した。

小菊さんは、とてもいい。
彼の考え方が、とても好きだと思う。
結末は・・・やはりあれが妥当なのか。

うーん・・・・なんか支離滅裂な文章だなあ(だったら直せよって;^^)

2001年10月24日(水)
★島田荘司。 『御手洗潔の挨拶』

御手洗本は、「占星術殺人事件」に続いて、2作目。
「占星術・・・」が難解で、頭の中でイメージを組み立てる作業が苦手な
ワタシには少々きつかったが、今回は短編集ということもあってか、
ついていけたようだ(苦笑)。
シリーズがたくさん出ているので、順番がわからずこれを読んだ。
4作品のうち、特に最初の「数字錠」に心惹かれる。
一冊読んだだけでは、まだ御手洗氏の性格などよくわかっていなかったが、
この作品にあらわれる意外な優しさに、なんだかほうっとなった。
一刀両断するだけが、名探偵ではない・・・・
あと、フランス料理店に行った石岡さんの狼狽ぶりが可笑しくておかし
くて・・・・;^^)

次は何を読もうかな?
...というか次はどれなんでしょ?(笑)
2001年10月23日(火)
★浅田次郎。 『珍妃の井戸』

名作(だと思う)『蒼穹の昴』の続編ともいえる。
ちょっと趣向が違っていて、前作は純粋に歴史の中で独自のストーリーが展開
していったが、今回は光緒帝の愛妃、珍妃がなぜ死んだのかに焦点を当てた
ちょっとばかりミステリ仕立てにも見える。
それぞれの国をそのまま人物にしたような4人が、その真実を知っていそうな
人物の証言をとる形式は、外伝のイメージが強く、セリフ仕立てがあまり
好みでない自分に読めるか不安だったが、前作の勢いと少しばかりの登場
人物への知識もあって、後押ししてくれた。
ただ・・・相変わらず近代史は苦手なので、「義和団」とか出てきた時は、
どうしようかと思ったが;^^)
聞くところによると、浅田氏の作品は「泣くツボ」がある話が多いらしい。
実際「蒼穹の昴」では泣かされた。
今回は・・・・泣かなかったけれど、なんだかそれが罪悪に感じられる
ような、珍妃と帝の深い愛情をひしひしと感じさせてくれた。
こういう愛のかたちもある。
でも、哀しい。凡人のワタシには、そうしか思えない。

2001年10月22日(月)
★篠田真由美。 『月蝕の窓』

なんと美しいタイトルだろう。
その意味も本当はとても優しいものだったのに、いつどこで何が狂って
しまったのだろうか?

今回、今まで謎が多かった京介の過去に触れる部分がいくつか出て来る。
それは全然具体的ではないが、かなり過酷なことらしい。
そして、自嘲し孤立するような態度をとる京介を、なんだかんだうるさく
言いながらもさりげなく包み込むヤツ・・・深春。
本来のストーリーとは別に、この二人のやりとりに心奪われた。
神谷悠さんの漫画「迷宮シリーズ」に出てくる、京と山田くんの関係に
少し似ている。(京と京介の性格も少し似ているし)
違うのは、山田くんはストレートだが深春はちょっとクセ球だ;^^)
「なにをごちゃごちゃ言ってんだよッ」とワタシを叱って〜〜(爆)

それにしても、こんな結末は予想していなかった。
その動機には、目が点になった。

最後に。
『トラブルのない人生は退屈』(by栗山深春)
2001年10月20日(土)
やっと図書館に行けたけど。借りた本5冊。

平日で、おこちゃまの稽古事の関係で、図書館についたのは5時半。
閉館時刻は、6時;;;^^)
三人とも、ものすごい勢いで入り口で別れた(笑)。
時間を気にしながらって、本を選べない。
「あのひとがオススメしてくれたのなんだっけ・・・」「借りようと思ってた
本の名前は・・・」これが、あせって思い出せないんだな、なぜか。
ぎりぎりまでねばって、借りた本は以下の通り。

「御手洗潔の挨拶」←前回より延長持ち越し;^^)
「ねむりねずみ」←以前借りたが読めず、再挑戦
「珍妃の井戸」←「蒼穹の昴」の続きらしい・・・
「どんどん橋、落ちた」←このタイトルが気になっていた
「魍魎のはこ」←はこって漢字どうやって出すかわからん

今回欲張ってすべてハードである。
ハードというだけで、プレッシャーがある。読みづらい。
・・・・ピーンチ!(自分で墓穴掘ってどないすんねん)
2001年10月19日(金)
★近藤史恵。 『凍える島』

鮎川哲也賞受賞作らしい。
つまり、デビュー作というわけだが、ワタシはここに来るまでずいぶん
回り道?をして、他の作品から読んで行ってしまったようだ。
(いつもそんな感じ)
自分的にはかなりオススメの「カナリヤシリーズ」とはまたまったく
雰囲気を異にしている。
・・・というか、どっちかといえばこちらの雰囲気の方が主流なのか。
これは、やっぱりミステリ?
そうに決まっている、孤島、連続殺人、お膳立てはそろっている。
なのに、これはひょっとして恋愛小説なのではないか。
そちらの方に気を取られて、読んでいるウチに誰がどうなのでも
よくなってきた。
一風変わったように見えて、日常の中の危うい部分を惜しげもなく
出す登場人物達。
一番普通っぽい人が、いやなやつに見えるのは、ワタシも白い霧の中
惑わされているのか。そして、それはたぶん自分に似ている。
前回読んだ「演じられた白い夜」とかなり似たシチュエーションなのに、
こちらの「凍える島」は断然寒い。夏なのに?
結末にさらに愕然。どこか絵空事なのに、やっぱり恋愛小説だったのだ。
2001年10月17日(水)
図書館が休みだった(泣)

ちょっと長いこと休みがあったので、ご無沙汰だった図書館。
あさってが返す日だったが、おこちゃまが休みのウチに
一緒に行って本を選ぼうと、出かけていった。
もちろん、出かける前に一悶着。
我が図書館は、一度に何冊借りてもOK、期間は二週間。
おこちゃまも借りたいだけ借りるので、二週間たっていざ返す段になり
「何冊借りたかわからない状態」に毎度毎度陥るのだ。
その都度、記録していけばいい、と毎回思う。
だが思うだけ(笑)。
かくして、図書館に行く前には、ワタシの怒号がひびく。
「何冊かりたん!」
「足りないのはなんて名前の本なん!」
「どこにおいといたん!」
「はよ探さな、図書館のブラックリストにのるで!(オオウソ)」
・・・・やっぱり、ワタシ鬼母?
さりげなく自分の図書館バッグをのぞき、「こ・・・これだけやったよな・・・」と確認する。
そんなすったもんだの後出かけていった図書館が休みだったのだ・・・・・。
大ショック〜〜〜!
2001年10月14日(日)
★近藤史恵。 『演じられた白い夜』

いわゆる、「孤島もの」。
それに演劇、雪、古い別荘、エキセントリックな登場人物達。
この言ってみれば見慣れたシチュエーションが、見事に料理されている。
不思議な奥行きを持たせているのが、主人公の夫であり演出家の匠。
作者が彼に話させる大阪弁が、なぜこんなに心地よいのだろう?
演出家らしい演出家だと思うのに。
それは、やっぱりワタシが関西人だからだろうか?
主人公の麻子との絡みも、なぜか冷たくない。
劇中劇と現実の殺人が微妙に交錯して、物語は進む。

今回ほおおと思ったのは、演劇の俳優さん達の稽古はこんな感じなのかな、
というところ。
「緊張と弛緩」を身体に覚えさせることで、自分の身体の動きを知る。
だから、みんな立って歩いているだけでも美しいのか。
うーむ、なるほど・・・。
2001年10月12日(金)
給料日前なので。

給料日前で、自分のお金が自由にならない。
(つまり苦しい)
本が買えないのがわかっているのに、長く本屋に行かないと、
「禁断症状」が出る(笑)。
いつも行くスーパーの付属の書籍売場はかすかすで、雑誌やコミックを
買うか、立ち読みくらいしか役に立たないのだ。
「行っても意味ないやん?どうせ買われへんのやし・・・・
指加えて通り過ぎるくらいやったらいけへんほうがましとちゃう?」
ココロの声は、本屋にふらふらと向かうワタシの頭の中で、ぐるぐる
回っている。
案の定、手元にもう少しお金を残しておかなければ・・・・という主婦の
宿命からは逃れられず、思った通り「指をくわえて」新刊&今度買う予定
の本をチェックするだけで終わった(泣)。
だって、ハード高いやん!!
「ささらさや」も「未練」も「幽霊刑事」も読みたい。
あっ浅見光彦また新刊出てる〜、でも前のやつまだ読んでない・・・・。
だめだだめだ。
目の毒だから、早く帰ろっと。
2001年10月11日(木)
★服部まゆみ。 『時のかたち』

毎日更新が信条のつもりだったが、はかない幻想と消えた(笑)。
ここのところ、ずっと凝っていることにかかりきりで、本はほとんど
片手間。あかんあかん;^^)
やはり、読み方によっても感想は左右される。
ゴハン作りながら数ページづつ読むのと、夜中にがーっと一気読み
するのとでは、作品への浸り方が違うのだ。

服部まゆみさんの作品は、『この闇と光』に続き、二冊目。
4作の短編と、「服部まゆみノート」というエッセイからなるのだが、
このエッセイがおもしろかった。(なんてやつ)
作品を読んだら、今度はその人の素顔に会いたい。それがエッセイだ。
ゲームにのめり込むところなどは、読んでいて可笑しい。

短編。どこか栗本薫さんの雰囲気に共通する妖しさ。
うまく表現出来ないが、余韻の多さ。うーん。
それは、時がテーマだからなのかもしれない。
2001年10月09日(火)
★近藤史恵。 『この島でいちばん高いところ』

ここんところ、勝手に近藤史恵さん強化月間なのだが、初めて読んだ
「カナリヤシリーズ」とはかなり雰囲気を異にしている。
無人島というテーマで競作されたものらしい。
ページを繰って大変驚いたことは・・・・「字が大きい!」
つまり、文庫本一冊の形をとってはいるが、その字の大きさ、行間の広さ
などで、中身は「長すぎない短すぎない中編小説」ということなのだ。
内容は、無人島に渡った17歳の少女5人の物語。
ミステリと言っていいかどうかはわからないが、どうもこの年代の主人公に
なじめない自分がいる。
これは、嫉妬か。それともあせりか?
遠すぎて、もう見えない過去。いったい、あの時ワタシは何をしていた?
大人にかわる瞬間なんて、ホントにあったのだろうか・・・。
自分にとっては透明すぎて逆に不透明なこの時代を、どこかヒトゴトのように
とらえている・・・。
過去確かに自分も17歳だったのに。
「ひたむきで、意地悪で、なんだか曖昧で、そうしてひどく刺々しかった」
のだ、きっと。

おばさんのワタシは、最初からエピローグの中にいたのかな;;^^)



2001年10月06日(土)
◆風翔る国のシイちゃん。(コミック)

友人に「これいいよ」と貸してもらって読んだ。おもしろかった!
作者は中田友貴さん。
コミックそのものは10年くらい前のものだが、去年一冊にまとめた本が
新しく出ているようだ。
遊牧民の口のきけない男の子が、ある日女王に頼まれて、世間知らずの
ゴーマンなお姫様、シイちゃんのところに「買われて」やってくる。
次々に騒動を引き起こすワガママムスメのシイちゃんに振り回される
彼やお城の回りの人々が、可笑しくてしょうがない。
それでいて、ほんのりあたたかい空気。
ハッピーエンドでも成長モノでもお涙頂戴物でもない、不思議な雰囲気は、
たびたび姿を現す風や、雨や、雷などの精霊達のせいかもしれない。
そして、女王様かわいすぎっ!
まだまだ続編ありそうな気配なんだけど・・・これで終わりなのかなあ?
2001年10月05日(金)
★殊能将之。 『ハサミ男』

メフィスト賞受賞作、たくさんのオススメも受けて、期待込めて読んだ。
感想は、感想は、感想は・・・・ああっどう書けばネタばれにならんの?
(苦)
最初の謎が、複線とともに早くから解けてしまったのが、ちょっと
残念だった。最近は、かなり用心深く、しかも疑り深いときているので
・・・さらに、似たようなどんでんをちょっと前にくらった経験も
生きた(?)。
しかし・・・その後は、おったまげたけど;^^)
それにしても、日本の警察はなんて優秀なんだ。

ひとつ勉強になったこと。
プロファイリングと言う仕事は、犯罪者の異常心理を探るみたいな
ことだと思っていた。全然違った。
犯罪心理分析官は、犯罪者の「外見」を絞り出すのだ。ううーむ。
えっそんなん常識?

それにしても・・・「ハサミ男」怖すぎる。
2001年10月04日(木)
★鯨統一郎。 『邪馬台国はどこですか?』

ここでにっきの間があいた言い訳はよそう(爆)。
鯨統一郎さんの、一番有名でセンセーショナルな一品。
これを最初に読めばよかった、と思う。
歴史の謎解きものは嫌いではないが、ともすると難しすぎて
肝心の資料のところなどを読み飛ばしてしまうことも多い(大汗)。
しかし、これは今まで読んだのとは毛色がまったく違う。
わかりやすく、テンポのいい会話に引き込まれて、思わず
「ほんまにそうやったんかもしれへん・・・・」という気になる。
(騙されやすい→松永さんと同化している自分)
たぶんそれは、実際の史実や研究されていることを知らないがゆえに、
あるいはちょこっとだけ知っているがゆえに、
よけい信じさせてしまうパワーがあるのでは、と思う。
ここまで言い切ってオチまでつけてしまう、「宮田さん」の説、
通用するような気がするが、本当のところはどうなのだろう、とまた
歴史への興味も誘ってくれる。
おしいのは、三谷教授の影が少し薄いことか。
まあ、静香女史がキョーレツすぎるのかもしれないが。
あと、たいへん惹かれたのが、セリフとともに印象的に登場してくる
おつまみ!!!食べたいぞ、カシスシャーベット♪
それからそれから、HP「宮田六郎の歴史エンターテインメント館」
ぜひぜひ行ってみたいものだ・・・・
2001年10月01日(月)
By ちゃいむ

My追加

*back *next *Menu *First *New!! *Mail *Home* 

Edit by オレンジミルク。